【再訪】三浦の天然酵母パン パン・オ・ヌフ再訪で新しい気づき。
気持ちよく晴れた日、久しぶりに三浦方面・油壺までバイク。
帰り道にパンオヌフへ立寄り。パン・オ・ヌフ。
その名も「ここのつの」パンということで(ヌフ、は、「新しい」という意味もあるそうですが)ここのつブログとしては、とても気になるパン屋さんであります。
前回訪れたのは、初夏のころでしたが、季節もずいぶん移りました。
到着したのはちょうどお昼の12時過ぎだったかな。
週末の土曜日。
先にいらしていたお客様と出入り口ですれ違い、店内に入って驚きました。
棚にはほとんどパンが残っておらず。。。
まるでサンプルのようにパンが1つずつが並んでいる状態。
レジカウンターには、本日売れて行ったパンの表札(こういう札を何と言うのでしょうかね?)が積み木のように置いてあるのみ。
でも、ここはパンを買う以外にも、お店のインテリアやパンと共に飾ってある絵本を見る楽しみもあるのです。
趣味で読み聞かせの会も開いているとのこと。
季節は巡って、クリスマス。良質な絵本が並んでいます。
パンと絵本って、心が温かくなるという意味でどこか共通点がある気がします。そして、前回はご主人がいらっしゃいましたが、今回は奥様が。
奥様と言えば、海辺で拾ってきた波に洗われたタイルをカウンターテーブルやパン置き皿にDIYされたご本人ではないですか!(この「イモ・デ・ゴワス」が乗っているお皿のこと)
あのお話をお聞きして以来、私も海に行った時には波打ち際をチェックしてシーガラスを集めるようになりました。
今回直接改めてコレクターのご本人からお話をお聞きしたら、どうもその海岸には投棄された廃材があったらしく、それが長年のうちに流れ出してこういう事になったらしいです。
普段見つけることが多いのはお風呂場に使われていたタイプのブルータイルが多いそうで、ピンク色のものやお花柄のものを見つけた時には嬉しくて特別な瓶に入れて宝物にするんですって嬉しそうにおっしゃってました。
カラフルにセンス良くはめ込んであるから素敵に見えるけれど、よく見れば、たしかに何と言うことのないものなのかもしれません。
一つ一つが工夫とアイデアなんですね。 今回、ご主人だけでなく、奥様にもお目にかかってお話をお聞きすることが出来て、美味しいパン作りだけでなく、古いものに手を入れて新しく蘇らせるもの創りを心から楽しんでいるのがとても伝わりました。帰り道、あんな風にパンを作ってお客様にお出しすることが出来るご夫婦は素敵だなぁと、とても優しい気持ちになりました。
そして、私はおいしいパンを作ることは出来ないけれど、おいしいパンを一生懸命作っているあのご夫婦やいろんなお店のストーリーをブログを通じて多くの人にお知らせできること、それが私の出来ることなんだなぁと、新しい気づきを得ることができました。
やっぱり、ここのつ同士、何か通じるものがあったのかな?
また行こうと思います。
一つ一つの出会いに感謝。
そして最後に、「ここのつ」繋がりということで、ジョージハリスンのCLOUD 9を。