【鎌倉腰越お引っ越し記念の街紹介】満福寺散歩〜グルメまで
先日のブログでお伝えした通り、約一年、藤沢・片瀬江ノ島の住人だったワタシが、一転して鎌倉・腰越住人になりまして。
となると、まずは鎌倉・腰越のご紹介をしたくなるのが人情と言うもので、はい。
腰越は、鎌倉の西の入り口。
鎌倉街道の宿場町、そして漁業の村として古くから栄えていたようです。
鎌倉のあちこちに源氏の物語は伝わっていますが、源氏の歴史に見ても腰越は外せない場所らしく。
源義経がお兄さんの頼朝から面会を許されずに待機させられていたのがこの腰越にある満福寺なんですね。
ここには、義経がしたためたというかの有名な「腰越状」の下書きが今も残され、弁慶ゆかりの品々が多く残されています。
ちなみに、腰越駅周辺は江ノ電とクルマが並走する電車みち。
クルマや自転車と江ノ電が譲り合う光景が見られる貴重なエリアでもあります。
また、この腰越駅。
江ノ電3両分の長さしかホームがないため、4両目に乗ってると駅で降りられないハメになるので要注意でもあります。(事前に車内アナウンスはされるけどね。)
そして満福寺は、江ノ電の腰越駅を降りてから七里ケ浜の海の方へ向かって歩いた先、左側にあります。
この江ノ電の踏切を渡って急な石段を上って山門をくぐった先が境内。
お庭には、弁慶の腰掛石だの手玉石だの見るからに「強そうで重そうな」モノがあり。
本堂の中の展示室は、ふすま絵も天井絵も「鎌倉彫り」で鎌倉風味が感じられます。
この義経と弁慶の物語のふすま絵も鎌倉彫。
そして意外なのは、一番奥のお部屋にはピアノが置いてあって、なんとピアノの生演奏を行っていたりするのです。
レッスンもなさっているとの事ですが、なんとも柔らかな音色で良いのです。
(実は有名なピアニストの先生でいらっしゃるらしいです)
運良く境内で演奏が聞けるチャンスに巡り会えたら超ラッキーかと。
しかし、なんて言うのでしょうかね、このお寺。
いろんな所が「不思議」の一言なんです。
山門くぐった先は、アスファルトで覆われた広い駐車場となっているので、まずそれがどこか「拍子抜け」する印象なのですが、靴を脱いであがる展示室は、展示室と言うより寺務所と言いいましょうか、檀家としてお寺さんに遊びに来たみたいな穏やかで暖かい家庭的な雰囲気。
そこに加えてピアノの音色が聞こえて来た日には、なんだかもう、縁側でゴロゴロしたくなるようなw
そして、お寺のとなりには、「義経庵(ぎけいあん)」というおそば屋さんがあるのですが。
なんとですね。
このおそば屋さんの2階、銀杏の木が床を突き抜けて生えているのですよ。
ちょっと、ワケわかんないです。笑。笑。笑。
この葉っぱ、秋には見事に黄色くなるそうで。
小高い丘の上にあるので、眺望も素晴らしいです。
腰越って、江ノ島駅と鎌倉高校前駅に挟まれたとても小さな駅だけれど、宿場町の名残りなのか、人を迎える暖かさや穏やかな暮らしが感じられる街のようです。
まさに「お散歩にどうぞ」という感じ。
最後に、いくつか腰越の街のお店紹介をしておきますね。
【庄虎】
フライや塩焼きなどのお惣菜も美味しいお魚屋さん
【星野写真館】
建物は昭和初期。創業から数えれば100年を超えるという写真館。
【イグル氷菓】
江ノ島ジェラートSE1の姉妹店であるアイスキャンディー
【海鮮が頂けるお店】
他にもイタリアン、野菜フレンチ、パティシエ・カフェなど。
【腰越漁港】
腰越漁港では、午後から朝穫れフライの即売アリ。目の前で揚げてくれてすぐ食べられるので小腹が空いている時にオススメ。
江ノ島に来たついで、鎌倉に来たついでに腰越までお越し下さい。