鎌倉隠れ家カフェで世界のエスニックWander Kitchen(ワンダーキッチン)

鎌倉駅西口を出て御成通り(〜由比ヶ浜通り)は美味しくて素敵なお店が多いお気に入りのエリア。この日、ぶらぶらしていて改めて目に留まったのはこの案内。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

この地図のエリアは、我が家のリビングにいる感覚でコーヒーが飲める喫茶店の「LIFE」から始まり、おいしいパンの「LILIAN(鎌倉利々庵)」、手作りチーズが美味しい「ラッテリア べべ」と、小粒なりに良いお店があるのですが。

ここにひと際印象深く、雨ににじみながら訴える「最上の刺激、胃袋の冒険」のコピーw

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

・・・一体なんなんだ、この、素通り出来ない感はっ(笑)

しかも地図に載ってないじゃんw

ということで、とりあえず行ってみようと道なりに歩くと、小さな靴下屋さんの角でフラミンゴが店案内してます。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

そしてその奥に見えるのが、ワンダーキッチンの看板。

なんか普通の家っぽいw

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

ぜったい怪しい、こういうの。

・・・と、突き当たって表れるのは、グリーン豊かな古民家でした。

ちょっと驚き。

ガラスの引き戸をガラガラ開けると、まず大きなテーブルが目に入ってくる感じ。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

入ってすぐの1階は、お店の人と馴染みのお客さん(かな?)が穏やかに会話をしている。その様子は内にこもる感じや嫌みがなくて良い感じ。

こういう店主さんのモードはオッケー、と思っていたら2階の席もあるとのことで。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

かなり狭い階段を登りながら驚くのはインテリアの世界観。

古材を張り合わせた壁とか、すごいバランスとれたセンスの良さ。

全体が調和のとれていないように見えて調和がとれているアンティーク調というのかな、どこも雰囲気抜群。

幸い、訪れたのが平日2時半頃だったからか、人がほとんどいない時間帯。

半2階を越えて、最上階の3階の席に座ることに決めました。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

どのフロアも隅々までいろいろ見てみたくなる感じでオモシロイ。

雨に濡れたコピーじゃないけど、まさに「冒険感」w

3階の隅のコーナーはラグに直座りしてちゃぶ台でくつろぐタイプ。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

ちゃぶ台脇の馬のオモチャを見て「伝説のオトコ冬彦さん衝撃の木馬シーン」を思い出すワタシは、はい、間違いなくその時代の人ですw

まぁ、木馬はともかくとしても。

光が燦々と差し込み、時代を経た家具やしつらえの中に据わっていると、なんとも落ちつくものです。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

階下からランチメニューの黒板を持って来て下さりましたが、時間が時間だけにすでに売り切れ(×がついているもの)も多く、それでも選びきれない程のバラエティ。

和食含めあらゆるエスニック。そして調理法も、カレー、煮込み、ムニエル、ソテー等。

 鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

しかも、毎日メニューが入れ替わり、しかも世界各国の料理ということで、お店の女性の方ご自身も食べたことが無いメニューもあるとのことでした。

まさにワンダーキッチン!

全て十二穀米とグリーンサラダ飲み物付きで1,050円。

そのうち50円は義援金になるそうで、何かと良心的です。 

今回は、無難ながらも定番と言われるチキンコリカレーを頼みました。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

ほどなくして到着。

いやー、お皿とカレーの彩りがキレイ!

こういう色使い、すごく好きなんですよね。

雑穀ご飯を富士山みたいに盛っている感じも良い。

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

 そして、一口食べてみて。

むー。。何とも言えない複雑な味わい。

ただでさえ、カレーってスパイスのカオスだと思うけれど、本当に複雑にいろんな味が絡み合っていて、美味しい。スパイスの使い方にバイアスが少しかかっていて、これもまたクセになる感じか。

 この日は、カレーを頂いた後、じっくり本を一冊読み終えて、すっかり暗くなってからお店を出ました。

また居心地の良い、長居したくなる場所を見つけてしまった、と言う感じです。

 

ちなみにですね、是非トイレにも入ってみてくださいね。ある意味お手洗いがここワンダーキッチンの一つの真骨頂かとw

鎌倉隠れ家カフェWander Kitchen(ワンダーキッチン)

 

ついでに、このお店が気になる方には、以下もオススメ。

カレーが気になるならゴクラクカリー(由比ヶ浜)とか。

馴染み良いお店の空気感の中で時間が過ごしたいならカフェ・テールベルト(扇ガ谷)が素敵。

そして、このエリア(御成通りから横道入る)では、手作りチーズのラッテリア・ベベが美味しいお店かな。

【ワンダーキッチン WanderKitchen】

神奈川県鎌倉市御成町10-15

0467-61-4751

12:00~20:00(L.O.19:30)

日曜営業

 

関連ランキング:アジア・エスニック(その他) | 鎌倉駅和田塚駅由比ケ浜駅

テラハからのあいのりワゴン九州神社巡りの旅〜幣立神宮・阿蘇編

 前回のブログにて、シルバーウィークにシェアハウス仲間と九州へ神社巡りワゴン旅についてをブログにしまして。

テラハ・あいのりと言いながらもマジメな修験の旅路。

非常に濃ゆい旅にてさすがに前編と後編にわけましての、今回後編でございます。

前編はコチラ↓ ↓ ↓

そう。

秋元神社で龍神のパワーを頂いた後に修験系山道を登ってからの、太子ヶ窟にて法螺貝で、椀子そば、ラーメン替え玉のごとくにパワーが投入され、みな等しく感無量。

重ね盛りのパワーで胸がいっぱいになったところで高千穂を後に、一行は熊本・阿蘇方面へ向かいます。

目指すは幣立神宮だ

幣立(へいたて)神宮とは、高天原(たかまがはら)神話発祥の神宮のこと

幣立神宮は「九州のへそ(中心)」と呼ばれる蘇陽町にありまして、「中央構造線上に位置している」ことも巷ではよく言われます。

中央構造線とは日本最大の大断層系のことでザックリ言うと「すんごいパワーが宿るところ」。

その上に建っている神宮ということで、まぁイワユル超「パワースポット」ですね。

高千穂に続いて個人的には「とうとう来れた」と感無量の幣立神宮。

鳥居をくぐる事がようやく許されたとも感じられる場所。

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神宮内ではカメラを向けるのがやけに憚られ、あまり記録写真が残っておらず。

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八大龍王の社の脇の神水

本殿の左手に奥に入る階段があり、道なりに下ると、そこが八大龍王が鎮まる所と言われる社。

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二カ所から清水が湧き出て来る池があり、まさにご神水か。

この神水がそのまま流れこむ田んぼの稲は、本当にすごい力をもっていそう。。。

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もちろんここでも法楽。

当然ながら、非常に澄んだ気が満ち満ちていました。

阿蘇の夕飯は田楽の里

幣立神宮のお参りを終えて阿蘇に直行。

晩ご飯は阿蘇の伝統料理と言われる「田楽の里」

神楽とか法楽とか田楽とか、「楽」ばっかりやってますが(笑)まさに苦楽という言葉のごとし。楽しいことの裏には苦行がもれなくついてくるのがこの世の常と言うものでしょうか。

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「田楽の里」での「苦」は、注文のやり取りに際して仲居さんと「工夫」や「忍」が多少必要だったってとこでしょうか。

ま、全然たいしたことない「苦」ですが(笑)

でも、茅葺き屋根の大きな古民家を改造し、囲炉裏で田楽を頂くのは趣向もよろしく、田楽も美味で大満足。

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その中でも、以外に美味しかったのが里芋の田楽。

表面の水分が抜け、外側がパリッと内側もっちり。

合わせ味噌との相性もよろしく、大層おいしゅうございました。

阿蘇の赤牛は法螺の音色に反応するノリのいいヤツらだった!

さて、翌朝。

晴天の阿蘇の空は青くて広い!

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目指すは南外輪山の中腹にある高森杉の殿

かつての高森城主が祀られているという周辺はなんとも穏やかな牧場で赤牛がいっぱい放牧されちょる!

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そんでもって、師匠がほら貝を吹くと牛がどんどん寄ってくる!!!

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一匹、また一匹と駆け足で集まってくる様子は、さながら先生の合図に集合するあどけない目をした幼稚園児のよう。

むちゃ可愛いぞ!

(・・・って、前夜の田楽ではこの赤牛も串焼で食べたんだけどね・・・。)

高杉殿の森の杉の枝間から見える朝日が神々しい

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 樹齢千年とも言われる杉が太い幹から幾つも枝分かれしてくねくねと枝を伸ばした姿にはひたすら圧倒されるのですが、幹を通ってくる朝日を浴びながらほら貝の音色を聞くと本当に清らかな気分になります。

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あまり人も訪れて来ず、静かな気分になりました。

上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)はまさに熊野古道

朝日で気持ちが満ちた後に到着したのは上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)。

熊野未経験の私ですが、皆さんによるとこの参道はまさに熊野を思わせるとのことで修験道風味バリバリ。キビシイ感じもひしと伝わってきます。

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伊邪那岐命、伊邪那美命、石君大将軍を祀る神社。

参道には灯篭が立ち並んで壮観。

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こちらの本殿では師匠ががっつりフルコースの修験ご法楽を終えた後、さらに拝殿の奥へと続く石段を登っていくと、縦横10メートル以上の大風穴「ほげと岩」が。

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山を上がって来た風がヒンヤリとして岩を抜ける時の風の感じが良いのです。

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お米とお塩であたりをお清めしつつさらに法楽。

いやー法楽三昧!

こんなに般若心経を唱え続けたの、わたし、生まれて初めてだよw

高千穂ツアーの締め括りは「押戸石の丘」

沢山巡ってきましたが、縄文の聖地と言われるパワースポット「押戸石の丘」が最後の訪問場所。

巨石群に刻まれた刻文様はシュメール文字だとか実写版「進撃の巨人」のロケ地になったとかで、それはもう大変な観光地となっています。

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コスプレした方々がたくさんいらっしゃる様は、もう何が何だか・・・なんですが、巨石が点在する感じは、イギリスのストーンヘンジ風?

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こちらが不思議な磁気を発する押戸石。

この頂点の真北には北極星があり、方位磁石を近づけると磁石の動きが変則するという不思議な石なのでありました。

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優しい気に包まれ、石に全身を癒してもらうの図。 

さぁ、すべて終了。

松山まで再びフェリーに乗り、夕陽に感謝。

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いざ鎌倉。一路800キロの旅路なり。

最終日はひたすら鎌倉への帰路移動のみ。これもある種の修行業w

ゴールド免許保有歴20年にも関わらず運転許可を頂けなかった私はただ座っているだけ。とは言うものの、どんなことになるのやら。

ここのつブログ

四国を横断し、淡路島のサービスエリアで最初の休憩。

ちょっと青春ぽい集合写真を撮ってみようとトライしたのがコチラ↓

ここのつブログ一番右のAさん。唯一地から軽やかに浮遊している。

これぞさすがの修行の成果!(笑)

淡路島の次は明石、浜松、沼津と、ご当地を味わいつつの帰路。

トータル800キロの距離を這い、茅ヶ崎に到着したのは出発からちょうど12時間後の夜19時ごろ。

ここのつブログ

こうして見ると、本州の半分位を移動している。

すご。

でも、帰路も渋滞や事故に巻き込まれることなく順調で本当に良かった。

神仏のご加護かなーw

いやはや。すべてが素晴らしく良い経験でした。

 

神社へは何かをお願いするためにお参りするのではなく、自分に起こったすべての事に対してありがとうございますという感謝の気持ちとお礼をするためであると聞きますが、ありがとうと言い続けると、ありがとうと思えることが自然と巡ってくるような、そんな事が実感できる旅でありました。

いつもブログを読んで下さる皆様、今回の旅紀行を前後編にわたり読んで下さった皆様、いつもありがとうございます。

シェアハウス仲間とワゴンあいのりで九州神社巡りの旅〜高千穂編

シルバーウィークに、九州〜高千穂〜阿蘇〜の神社をいろいろ巡ってきました。

お仲間は、私が入居しているシェアハウスのオーナーAさんを始めとするシェアハウスのお仲間関連の面々。

少し補足しておきますと、オーナーのAさんは非常にマメにイベントを企画して下さる方でして、鵠沼の古民家オフィスでの恒例BBQを始めとして、Aさんのアンテナに引っかかった土地へのショートトリップなどが頻繁に行われています。

企画やイベントはFB上のシェアハウスグループにアナウンスされ、メンバーは誰でも参加が可能。

参加率の高いメンバーさんはいらっしゃいますが、参加者はその都度変わります。

そもそも似たような思考の人が集まって繋がりは広がっていくものなので、そんなご縁は良い感じに楽しいものです。

そう言えば、過去には北鎌倉〜長谷までのハイキングも行きました。

色恋の抜けたテラスハウスからのあいのりワゴン

今回のツアーはかなり壮大。

鎌倉のシェアハウスを出発し、九州までの道中をオーナー保有のワゴン車で行くというもの。

高千穂〜阿蘇を目的地にしつつも、行きの道中は日本海・天橋立近辺の神社にも立ち寄る、さながらクルマという現代における発明の産物を使った現代版の修験道。

ある意味、かなりハードな旅でしたw

私は、「テラスハウスからのあいのりワゴン!」と盛り上がっていましたが、行き先も神社仏閣系なのでフツーに(かなりな数の神社を巡った)「修験者の旅」。

それにしても、高千穂〜その他の神社、阿蘇の空気がとても気持ちよかった。

その中でも印象深かった場所の備忘録なぞ。

 

さて。

とは言うものの、実は私はこの旅には松山空港に飛行機での途中合流でして。

(おい、いきなりショートカットかよ!というツッコミは置いておいて・・・w)

他のメンバーは19日早朝の天橋立到着を目指して18日金曜の深夜に鎌倉を出発。

(深夜運転し続けからの天橋立での神社参拝は、ひたすら、スゴイ)

が、しかし、私は土曜日に家族の行事があったために往路省略してからの20日(日)早朝で松山空港合流とあいなりました。

カプセルホテル初体験

飛行機が早朝6時発のジェットスターのため、成田空港直結のナインアワーズを利用。

カプセルホテルに泊まったのは人生初!音も気にならないし、シャワーも快適、ゆったりスペースで、実によくできたシステムでした。

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なんだか、どこかスペースシャトル的な雰囲気で。

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カプセルに入った後に内側からロールスクリーンを下ろすと個室空間になります。

マットレスも枕も快適で熟睡でしたー。

松山空港ポンジュースシャンパンタワー

さて、みなが地面を這った松山までの距離を私はソラ旅ひとっ飛び。

そして出迎えるは、かのポンジュースシャンパンタワー!!

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これ、本物のポンジュースがジャージャー出てるんだと思って超盛り上がってたら、迎えに来てくれた友人に

「ここのつさん、これ、水ですよ。

オレンジ色の模型をつたわせてるんですよ」と冷静にいわれ、いきなりショックな洗礼に。

ちなみに、本当に飲めるポンジュース蛇口は、空港フロア2階にて毎月第3日曜に設置されるとのことでした。

これこそ、飲んでみたかったー。

松山〜佐田岬までのナイスなオーシャンロード

無事の再会・合流を喜び合いつつ、あいのりワゴンに乗り込み、九州へ渡るフェリーに乗るため四国最西端の佐田岬へ出発。

この道中がサイコーに気持ち良いのでありました!

サザンを大音量で歌いたい!的なw

あまりにも気持ちよいので寄り道、そして朝ごはん@双海海岸

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ホタテの醤油焼き。

この貝と醤油が焦げる匂いに反応しない日本人は、まずいないであろう。

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海は湘南で見慣れているとは言え、やはり砂の色や海の色、微妙にいろいろ違うもの。

瀬戸内の海の穏やかさも、とても素敵でした。

佐賀関港〜高千穂方面へ

フェリー70分で佐賀関港到着後、3時間程のドライブ。

夕方ようやく高千穂神社へ到着。

もうね、私としては、とうとうここに来れたよぉ〜(涙)という気持ちで胸はいっぱい。

夜には神楽を観にもう一度戻るのですが、まずは参拝。

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高千穂と言う場所は、私にとって少し特別な場所でありまして。

15年程前に働いていた会社の方達が皆さん口を揃えて高千穂についてアレコレ興奮気味に話されていて知った土地。

以来、一度行ってみたいと心に思っていた場所。

これまでの15年来の自分の来し方をもつい思い返したりして、とにかく感無量。 

そして高千穂峡を散策。

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切り立った岩の感じとか、澄んだ青緑色の水の感じが、ひたすら神秘的。

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集合写真。

橋全体が苔むした感じとかも、最高ですね。

高千穂神社夜神楽。アメノウズメノミコトの舞

宿での夕食後、夜神楽を見るために再び高千穂神社へ。

境内の神楽殿では、毎晩20時からいわゆる夜神楽と言われる高千穂神楽が観光客向けに奉納されているのです。(一人700円)

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連休中と言うこともあり、神楽殿は観光客でぎっしり。

この高千穂の夜神楽は、岩戸神楽とも言われて国の重要無形民俗文化財指定。

そもそもは、天照大神が天の岩戸に隠れられた時に、岩戸の前でアメノウズメノミコトが調子面白く舞ったのが始まりとのこと。

タヂカラオの舞、ウズメの舞。

これを機会に、日本神話をもう一回読み直してみたい。

ちょっとディープに読み込めるオススメ日本神話解説本とかあったら教えて欲しいです。

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クシフル神社マル秘スポット

翌早朝は、天孫降臨の地として知られるクシフルの峯にあるクシフル神社へ。

まさに、高千穂の地においても大事な神社に当たるかと。

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この写真の場所は、クシフル神社のさらに上にあるマル秘スポットなのですが、とっても気持ちよい風が静かに絶えず流れていて、朝の気も加わって、本当に清々しい気持ちになりました。

(ちなみにクシフル神社には社務所がないので、クシフル神社の御朱印は高千穂神社で一緒に頂きます。) 

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 このあたりから眺める棚田・里山風景はまさに日本の原風景と言う感じ。

何ともいえず穏やかになる、こういう気持ちは何なのでしょう。

これが日本人のDNAなのか。(それとも、たんなる年を取ったせいなのかw)

秋元神社の龍神パワー

秋元神社は龍神で知られる場所。

御祭神はクニトコタチノミコトで国土の神様とのこと。

また、神社の拝殿が鬼門を向いていて大きなパワーが宿るとか。

また、参道入り口と拝殿横の御手水は、秋元の山水で昔から御神水として信仰されているということで、私たちもペットボトルにお水を頂いて帰りました。

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 法楽で法螺を吹くと、カメラに入り込む光の幅が音に合わせて大きくなり、色も変わるのが不思議。

カメラに光の線が入るのは逆光時のレンズのためだとはわかっているけれど、同じ位置と姿勢で構えていて光の幅が変化するのを目の当たりにすると、やっぱりちょっと、これは何なんだろうって思わずにいられないです。

太子ヶ窟からのほら貝の響きに感涙

そして、振り返って今回の一つのハイライト、太子ヶ窟。

秋元神社から山頂に向かい、道無き道といった小道を進んだ後、さらに山登りといった道を進んだところにひっそりとある祠なのです。

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出発地に置いてあった杖がなかったら登れなかったかもと言う程の険しい道で、さながら行者の修行場か。

登ること約15分で太子ヶ窟に到着。

師匠の法楽。

法螺が響き渡り、こだまが聞こえる様は言葉にならないです。

思わず感極まったのか、理由もなく涙が出てきた自分に我ながら驚きが。

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 山々に響くほら貝のこだまの冴え渡る様子に感極まったものの、ふと、なぜ山伏や修験者たちはほら貝を携えて吹くのか疑問に思って師匠に聞いてみたところ。

貝というものは、海底深い所にあるもの程、圧力に耐えられるように貝の厚みが厚くなるもので、ほら貝のように海底深い所のものを山の一番高い所に持って来て息を吹き込み音を響き渡らせることでエネルギーを循環させるのだとのこと。

もうなんというか。

そうか、だから心が揺さぶられたんだな、心底、納得。

もちろん、現代における携帯のように、信号や合図にも使われたとのことで、京都の山奥で法螺を吹いていると遠くから返事の法螺が聞こえてくることもあるそうで、アナログの中にも深い意味が感じられる通信手段だなあ、とさらに一唸り。

いろいろな所に、いろいろな意味が隠されているんですねー。

というわけで、ここらへんで前半終了。

後半・阿蘇の旅は次回。。。。

【再訪】芦名ベーカリー芦兵衛。早朝から行列の、安定の美味しさ。

秋谷・芦名、浄楽寺交差点のそばにあるパン屋さんの芦兵衛。

秋谷・芦名ベーカリー芦兵衛

とにかく、ひっきりなしにお客さんが訪れます。

理由はもう明らかで。

そう、美味しい!

そして、美味しいのに、安い!

開店の8時には、焼きたてのパンを買うためにお客様が並んでます。

秋谷・芦名ベーカリー芦兵衛

秋谷・芦名ベーカリー芦兵衛

朝一番なのに、並んでいるパンのバリエーションの多さも素晴らしいのですよね。

秋谷・芦名ベーカリー芦兵衛

でも、お客様も沢山来られるので、お昼前の11時半過ぎにのそのそ行くと、棚はこんな事になってたりします。

秋谷・芦名ベーカリー芦兵衛

今回は、お店の前にこんな看板がかかっておりまして。

いちじく好きのイチジクタルト。

秋谷・芦名ベーカリー芦兵衛

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親の自立・子の自立。〜受験を通じて考える〜

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先週アップした記事に引き続き、今度は試験ネタに息子との会話を絡めて少し。

 

それにしてもですね。

日々のちょっとした時に「もう試験に向けて勉強しなくていいんだ!」と、じわっと幸せを感じる瞬間が多いのですよ。

そんな折、珍しく家にいた息子とお昼を二人で食べていたときの会話で何気に気づきが多かったので、とにかく、再現。

 (ラーメン食べながら・・・)

母:かーさんさぁ、試験が終わって本当に良かったって、改めて思うんだよねー。

例えば、これまで移動の時に持ち歩いていたテキストとか、これからは鞄に入れなくていいんだって気づくときとかの、ふとした時にさぁ。

息子:ふーん、良かったねー。

母:しかしさ。あなた、去年一年間の浪人生活、よくぞ本当にがんばったよね。

何度でも言うよ、ほんとによくやったわー。

今さらだけど、当時のあなたの気持ちが少しだけどわかった気がしたよ。

あれはあなたにとってはずいぶんキツかっただろうと思う。

息子:うーん、5月がね〜。

5月の頃はキツかったね。

これから先、ずっと一生5月が続くって思ってた。

母:へー、そうなんだ!

浪人が決まって、新学期始まって、で、5月か。

そんなキツいと思ってたなんて全然気づかなかったなー。

その頃って、勉強では何がいちばん大変だった?

息子:うーん。まっさら過ぎるというか、取りかかれるところが多過ぎて、逆にとりかかれない、っていうか。。。

しばらく繰り返していくと、じぶんのわかっている所とわかっていない所が見えてくるから、やる事とやらなくていい事が見えてくるんだけど。。。

母:あー、それそれ、よくわかるなー。

スイッチが入った!みたいになったのって、いつ頃?夏とか?

息子:スイッチが入った、っていう感じはどこでもなかったなぁ。

なんて言うか、スイッチは入っているんだけど。。。

徐々に上がっていったっていうか。

母:そうかそうか。

でもさ、改めて今回思ったけど、記憶したり理解したりって言う「勉強」って、ループなんだよねー。

そうそう、それで言うと、ほぼ日刊イトイ新聞の夏の終わりの恒例コンテンツに「勉強の夏ゲームの夏」というのがあるんだけどさ。

賢いセンセイがいろんな質問に答えてくれてそれがウイットに富んでて面白いんだよね。今年の夏は、かーさんも試験勉強してたから、一生懸命「勉強の夏」の所を読んでみたんだよね。

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鎌倉腰越野菜フレンチSuzuは予想を超えた美味しさと居心地の良さだった

江ノ電の腰越駅から徒歩2分ほど、江ノ電通りにある「野菜フレンチSuzu」

住んでる場所から近過ぎて行きそびれていたのですが、やはり気になってお店訪問。

鎌倉腰越野菜フレンチSuzu

お店の前を江ノ電がのんびり通ります。

その間、約10分に1回というペース。

すぐ目の前を電車が通っても、このゆるさだと気にならないものです。

鎌倉腰越野菜フレンチSuzu

店内はテーブル4席。10人で満席というこじんまりしたお店です。

オーナーシェフとパティシエのご夫婦でいらっしゃるお2人が、十分に気配りと目配りをして下さいながら、お食事とデザートをサーブしてくださるのが伝わって心地よいお店です。シェフは元ホテルオークラのシェフだったらしい。

鎌倉腰越野菜フレンチSuzu

手書きのイラスト、添えたガーベラ。

こういう小さな事から伝わる雰囲気と言うものがありますね。

鎌倉腰越野菜フレンチSuzu

今回頼んだのは、フレンチハンバーグランチ。

野菜フレンチと言うお店の名前の通り、鎌倉と藤沢の野菜をたっぷり使いながらフレンチで素材の魅力を引き出しているのですが、これがまた本当に美しい!

鎌倉腰越野菜フレンチSuzu

パン皿の鮮やかなフューシャピンクとランチョンマットのマットな黒、透明なお皿に彩り美しくアレンジされた20種類の季節野菜サラダ。

スッキリした酸味あるドレッシングも美味しかった。

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【備忘録】国家資格受験記念。アラフィフ30年ぶりの受験体験。

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先週の日曜日、とある資格を取得するために「受験」なる事をして参りました。

合格率35%の難易度C(やや易)とは言え、一応国家資格だったので当日は勝手に緊張しました、はい。

(ちなみに、日本には医師、弁護士、建築士、その他ありとあらゆる業界にわたり300弱の国家資格があるそうです。いろんな資格があって調べてみると面白い。)

合否が出る、そのために勉強をし、模試を受けて実力を知って本番に臨むと言った一連の「受験勉強」をしたのは、約30年ぶりくらいの事か。

終わってしまうと「良い経験」として丸められちゃいますが、今回、改めて気づいた事を備忘録として。

受験シーズンには遠いけど、試験というものは年中あるし、何かで役立つかもしれないしね。

まず、一番に思う事。

学生さんは大変だ。

覚えたくもない単語とか記号とか、覚えて一体それが何になるんだ?的な決まり事を、とにかく文句言わずに覚えないとならない。

「まだこんなに覚えてないー!覚えられない。あー、もー無理だー。」と叫ぶ私を横目に、JKの娘は「私の苦労がわかったか。高校生は期末試験のたびにそんな思いなんだからねっ!」と冷静な視線とコメントを、度々、頂きました。

はい、ほんと、その通りです。

大人の趣味から始まるお勉強は「繋がり」があるから納得感があるし、学んだ事が思わぬ所に繋がっていくので、勉強していても楽しい。

でも、学生的な勉強は「つべこべ言わずにこれはまず覚えなさい。話はそこから。」的な事が多く、それって、シンドイ。

単語カードなど作って隙間時間に見たりしましたが、年取っている分だけ記憶も弱いと嘆いたけれど、年齢に関係なく難しい事を覚えるのは大変なんですよね。

 試験前一ヶ月前のむにょむにょ

この時期のプレッシャー・・・。

なんで試験を受けようと思ったんだろ、という「今更そこ???」的な疑問・後悔から始まり、このままじゃ合格は無理だぁ・・・と言う焦り、プレッシャー、ストレス。

その一方、今はもうやるっきゃない!の開き直り。

「むにょむにょ」と「うぉぉぉぉぉぉぉーーーー」という感情の反復運動を繰り返す日々。

腹が据わるまでの期間って、痛く、ツライ。 

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