心がピュアになるSAKURACOジュエリー。鎌倉古民家カフェ一花屋(いちげや)から巡回開始!

2020年、春分となりました!!

春分は、占星術としては始まりの日、つまり「元旦」にあたるそうですね。

昼と夜の時間の長さがちょうど同じになるので、つまりは光と闇のバランスが整う日でもあり、和暦では春のピークと言われるそうです。

 

そんな春分の3連休に、鎌倉・長谷で開催されているジュエリーデザイナーSAKURACOさんの「Botanic Parade ツアー」を見に行ってきました。

 

イラストレーターWAKANAさんとのコラボツアーということで、スペースは自然たっぷり、まるごとボタニカルでした!

 

とにかく世界観がすごいですよ!

まずはこれ!

 

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そのまま全部がお花の天体ですよ!!

 

 

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振り返れば、私がSAKURACOさんと出会い、ジュエリーに魅せられたのは6年前。

それ以来、私の魂が震える作品が出るたびに少しずつ買い求めてきました。

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左の南天、右のキンモクセイ

他にも、かすみ草や稲穂、線香花火などなど。。。

 

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SAKURACOさんのピアスを身につけているときは、必ず人に聞かれるんですよ。

「そのピアス!!どこで買ったの!!??」

「すごく素敵!!!」

って。

 

人はピアスを褒めているのはわかっているけれど、

自分も褒められているように感じるんですよねー。

これってなんででしょーーー。

 

うまく言えないけど、

きっと、自分がありのままでいられている気がするからなのかなー。

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SAKURACOさんは2003年から本格的にビーズジュエリーを創り始めたそうですが、最近になって、花をモチーフとしたジュエリーたちが二十四節気の円環を描くようになってきたとのこと。

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その様子は、パレードしながら一年の円を描いているように思えてきたのが、今回の「Botanical PARADE」ツアーを思いついた始まりだったそうです。

 

ツアーは、春分の日の夜に鎌倉の鎌倉の一花屋さんで始まりましたが、その日の夜は始まりを祝って、一花屋さんの2階を舞台に「ナイトミュージアム」開催したそうです。

 

この円盤の春分地点を起点として天道を通って日が沈む太陽の動きをライトで照らすという趣向で、それは本当に幻想的で美しかったそうですよ!

見たかったなー。

 

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ちなみに、おまけで付け加えると。。。。

今回、すずらんのピアスが私のコレクションの仲間入りとなりました。

 

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 また、このツアーは、静岡〜長野〜愛媛〜千葉をパレードしながら5月の下旬まで続くそうです。

 

もしご縁がありましたら、是非この美しい小宇宙の中に飛び込んでみてください。

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*1

 

2020 Parade 巡回予定

❄︎3/20(春分)18:00〜21:00 春分夜市 ナイトミュージアム
   3/21(土)〜23(月)11:00〜17:00
〈鎌倉・坂ノ下〉一花屋

❄︎3/27(金)〜29(日)11:00〜17:00
〈静岡・藤枝〉hygee

❄︎4/11(土)〜12(日)11:00〜17:00
〈長野・伊那〉ゲストハウスチヤ

❄︎4/17(金)〜20(月)12:00〜18:00
〈神奈川・藤野〉藤野ライトハウス

❄︎4/21(火)8:00〜11:00
〈神奈川・藤野〉ビオ市/野菜市

❄︎4/25(土)〜26(日)12:00〜18:00
〈愛媛・松山〉RICO SWEETS&SUPPLY CO.

❄︎5/1(金)〜2(土)10:00〜15:00
〈静岡・浜松〉フォレストガーデン

❄︎5/23(土)新月 10:00〜15:00
〈千葉・鴨川〉awanova

❄︎5/24(日)11:00〜17:00
〈千葉・安房〉るんた
11:00〜13:00 るんたの旬菜里山ごはん
13:00〜15:30 コズミック・ナンバーWS

 

SAKURACOさんのインスタはこちら

 https://www.instagram.com/sakuraco898/

 

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ちなみに、今回の会場である鎌倉長谷(坂ノ下)の古民家カフェ「一花屋(いちげや)」さん。

時間がゆったり流れ、心がのんびりできる癒しの場所ですよ。

 お店は10時半開店ですが、あっと言う間に満席になっていました。

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本当に素敵なカフェです。

これから巡回していく会場も、きっとどれも素敵な場所に違いないと思います。

 

【てぬぐいカフェ 一花屋】

鎌倉市坂ノ下18−5

0467ー24ー9232

 

*1:DM Photo by 野澤 のり子

東逗子唯一の洋食屋!地元で愛されるKitchen Bitte(キッチン ビッテ)

今回は、#910(ここのつ島)が立つ東逗子唯一の洋食屋さん、Kitchen Bitte(キッチンビッテ)のご紹介。

これを言いたくないんですが、東逗子にはお昼に良いお店が少なくて。。。。涙。

と嘆いていた2016年、救世主のごとく現れたのが、このKitchen Bitte(キッチンビッテ)。

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東逗子駅から徒歩1分。

ご夫婦が経営する、アットホームでこじんまりとしたお店です。

 

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4人席が2テーブル、2人席が3テーブル、カウンター4席の店内。

週末はもちろん、平日でさえ12時を過ぎるお昼時は地元の人で満席になります。

 

私は一人だったので、カウンター席へ。

今回は、お店が「食べるべき一品!」とホームページに書かれている「ハンバーグランチ」(830円)を注文しました。

メニューに「サービス!」って書いてあるしね。

ランチには飲み物がサービスだそうで。 

店内には、いろんなお酒も並んでおりました。

 

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夜は夜で賑やかなんですよね、ここ。 

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しばらくすると、厨房の奥でマスターがハンバーグを成形しながら「パンパンパンパン」とリズミカルに空気抜きをする音が聞こえてきました。

一から手作り、素材にもこだわっているとのこと。

食べるものが安心というのは大事ですよね。

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お酒に合うメニューも揃ってます。

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パーティコースの用意もありますし、そのお値段も手頃。

カジュアルでリーズナブルで美味しいとなったら、そりゃ東逗子の地元の皆さんに愛されるわけです。 

 

で、ほどなく運ばれて来たのがコレ!!

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ハンバーグがボール状にふんわり盛り上がっています!!

コーンの黄色とブロッコリーの緑色の彩りが可愛らしい♪

そして!

ナイフを入れた途端に、じゅーーーーーって肉汁が出てきましたよぉ。。。。

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口に入れると、お肉が丁寧に挽いてあるのがよくわかります。

そして、ドミグラスソースが美味しい!

付け合わせのポテトも、ちょうど良い硬さ(柔らかさ)で、バランスよし、です。

食後のコーヒーは、あっさりとした飲み味。

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【Kitchen Bitte(キッチン ビッテ)】

■住所:逗子市沼間1-1-23 ショコラM1F

■電話&FAX:046-845-6423

■営業時間:

ランチ 11:00〜15:00(L.O.14:30) 

ディナー 17:00〜23:00 (L.O.22:00)

■定休日 :  木曜日 

localplace.jp

東逗子ならこのお店も。。。

 

coconots9.hateblo.jp

 

二拠点生活にシェアハウス。これからの人生を考えるヒントとして910がNHKのテレビ取材を受けた話

 放送が終わってずいぶん経ってからのお知らせで、一体今ごろ??な話で恐縮なんですが、実は、東逗子の「ここのつ島(#910)」が、NHK Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」に取材されまして、8月10日に放送されたのでした。(再放送は8月17日)

ここのつブログをお読みくださっている読者のみなさまには是非見て欲しかったのですが、私が6月から8月までの約2ヶ月間、スペインのサンチャゴ巡礼の旅に出ていたために(これについてはまた改めて)、放送日をタイムリーにアップデートすることが出来ず。わーーーん、残念。そしてスミマセン!!

**この写真は、取材当日の#910。番組紹介動画にも#910の様子が(一瞬だけど)流れます。

 

 それはさておき、そもそもこんな取材をいただくと言うのは、シェアハウスや二拠点生活と言うライフスタイルが多様な暮らし方の一つとして一般に定着してきたと、そういう言うことなんだと思ってます、はい。

 

さてそんな「暮らし方」の一つであるシェアハウスですけど、番組司会の賀来千香子さんは「今はのんびりゆったり、自由にのびのび暮らしたい」と考えて現在はお一人暮らし。

ゲストの木野花さんも「元気な限りは一人でいたい。勝手にやって迷惑かけるのもイヤだし気遣いもしたくない。自由に気楽にやりたい。」と言う理由でお一人暮らし。

シェアハウスとか、まさかこれまで一度も考えた事もない、的な感じですw

  

確かにそうだよね、一人暮らしの「楽チンさ」は人に気を使わなくて良い、そこに尽きるよね。

私の娘もよく910に泊まりに来るけど「シェアハウスって、シャワーから上がって下着のままでウロウロできないのがメンドくさいよね」とか言ってるもんw

確かにその通りだしw

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・・・湘南リゾートシェアハウスと。逗子=リゾートと捉えると、確かにそうかも?

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大磯のローカルと手作りが一度に味わえる大磯朝市。毎月第3日曜は大磯に行こう。

大磯に住む友人から、ぜひ一度遊びに来てと誘われていた「大磯市(おおいそいち)」に行ってきました!

こちら、毎月第3日曜に開催される神奈川県下最大の朝市で、メインはミナト(大磯港)に集まるArt & Craft、そしてフード系店舗。

その出店数はなんと190に及び、しかもこの日は、大磯市全部が町をあげて「イチバ」になると言う特別な一日だそうな。 

www.oisoichi.info

今回は、2月と言う厳冬の時期につき、朝イチをご遠慮しまして(汗)12時過ぎにミナト到着。すでにたくさんの人で賑わってました。

こじんまりしたエリアに噂通りたくさんのお店が出店していましたが、印象に残ったお店をメインにご紹介します。

1、美味しいビールとワインの宮川商店さん

友人に、一番最初に連れて行かれたとこが宮川酒店 

昼間っから酒か、って感じですが、イチにお酒は欠かせませんw

大磯イチここのつブログ

この日、宮川酒店さんがセレクトされていたビールは、ベアードビールの「お庭のゆず」

bairdbeer.com

大磯イチここのつブログ

ここ、小さな酒屋さんのようですが、新月・満月だけに開くバーをやるなど趣向が面白い。

2月の満月の部では、赤ワインに合わせたジビエ料理、そして焚き火もやるらしい。

しかし焚き火って、一体どんな風にやるんだ???外で?内で??気になりますー。

大磯イチここのつブログ

オレンジの香りが華やかなスパークリング


ビールやワインに合うような美味しそうなお店もたくさんあって!

大磯イチここのつブログ

この手のフランク屋さんがたくさん。いい匂いさせてます、匂いテロ!

グラスを片手にのんびり歩いて見つけたのがこちらのお花屋さん。

2、お花のアレンジメントYurariさん

大磯イチはArt & Craft。その名の通り手作り系のお店がとても多いのですが、このお花屋さんは私の好みにど真ん中ヒット。素敵でした!

大磯イチここのつブログ

わざわざ朝2時に起きて、大磯から世田谷の市場まで車を飛ばしてお花を仕入れに行くそうです。情熱がアツい!

大磯イチここのつブログ

 ミモザの季節なんですね。春を感じさせます。

こんなリースがお部屋にたくさんあったら素敵でしょうねぇ。。

yurari5.exblog.jp

 

お店は、他に大磯港のみかん、フードトラック、個性溢れる手作り品たち。

大磯イチここのつブログ

大磯イチここのつブログ

大磯イチここのつブログ

大磯イチここのつブログ

 

そこでもう一つ匂いがヤバかったのが、やきいも屋さん。

3、予約ですでに完売の焼き芋「やきいも日和」 

大磯イチここのつブログ

大磯イチここのつブログ

www.yakiimo-biyori.com

ツボでじっくり焼き上げるとデンプンは別次元の甘さになるそうな。

ツボは5つほど並んでましたが、全て予約分にて完売なり。

大磯イチここのつブログ

個人的な事ですが、やきいもには幼い頃からの思い出も多くて大好き!

しかし、予約分で完売とは、事前に調べておけば良かったと後悔。。。。

ちなみに、開店前に完売で知られるのはコチラのLee's Breadさんも同じだそうで。

大磯イチここのつブログ

毎回、出店準備している時点ですでにお客さんが並んでいるそうです。

(お客さんがアツい!)

 

また、来場者たちの憩いの場はミナト横の芝生エリア。

しかし見回すと、そこにはお子さま連れのファミリー、そしてワンコたちが多いのに気づきます。

ワンコは結構な大型犬も多い!

大磯イチここのつブログ

あ、左のお子さん、半袖に短パン、ですよねw

寒くても子供とワンちゃんたちは元気いっぱいなんですね。

 

そして海沿いは、大磯イチなんて気にせずに釣りに専念されてる方も。

大磯イチここのつブログ

マイペースに自分の時間を好きなように楽しんでいる姿が良いですね。

 

ちなみにこの大磯イチ、7〜9月は開催時間が17時〜20時半の「夜市(ヨイチ)」になるそうです。

是非!是非!ヨイチに再訪したいです。ものすごーーーく楽しそう!

 

4、大磯市の参加作家のセレクトショップ「つきやま」

さて、今回の大磯イチ。

もう一つの目的は、ミナトとは別にある、駅から徒歩2分の「つきやま」でありました!

oiso-tsukiyama.jimdo.co

 

つきやま大磯

つきやま大磯

つきやま内の「ギャラリーお風呂場」

つきやま大磯

ここは、2週間ごとに作家さんが展示するスペースなのですが、そもそも本当に離れの「お風呂場」だったところを改築した場所なんですって。面白いネーミングですがwきっと訪れるみんなが「こりゃあ、いいお湯だ〜」ってほっこりする場所になってるんでしょう。

つきやま大磯

oiso-tsukiyama.jimdo.com

つきやま大磯

つきやまにはカフェコーナーもありまして。

頼んだコーヒーを持ち上がり、2階でゆっくりすることもできるそうです。

つきやま大磯

つきやま大磯

2階はこんな感じ。

懐かしい昭和の暖かさに満ちていて、じんわりと心があたたまる時間になりそう。

ところで、今回は、特別にこの2階を貸し切り、内輪で小さな「寄り合い」をさせていただきました。持ち寄りのご飯もいい感じです!

つきやま大磯

差し入れには、大磯のカマスのお刺身、そして炙りカマスも。

大磯つきやまn

大磯つきやま

そして個人的なハイライトは、宴もたけなわになった頃、「やきいも日和」の長橋(チョウハシ)さんが大磯市の片付けを終えて顔を出しに来てくれた事でしょうか!!

なんとなんと、予備として残してあった2本を持参してくださり!!!

やきいも日和大磯

長橋さん自らが切り分けてくださったのです!

やきいも日和大磯

ココ、少し焦げてキャラメリゼされた部分が一番美味しいとのこと!!! 

やきいも日和大磯

いやマジで。真面目に、実に、本当に美味しかったです!

まるで極上のスイートポテト。

ただ焼いただけとは信じられない複雑でクリーミィな甘さがありましたーーーーーーー。涙。

完全に諦めていただけに感動もひとしお。。。。

ありがたやーーーーー

つきやま大磯

 こうして、大磯の夜、つきやまの夜はディープに更けていったのでありました。

 

大磯の味の深さと人のアツさを両方じっくり堪能できた一日でした。

第3日曜は、ぜひ一度「大磯市」に行ってみて欲しいです。

www.oisoichi.info

二拠点生活4年目で起き始める変化について

二拠点生活を始めたのが2014年の春。

この生活も今年で5年目に突入という計算になります。

そもそも都内の自宅と湘南(地方)との二拠点生活を求めたのは、「気分転換」としての日帰り遊びではなく、その土地へ「暮らす」ことがしたかったから。

ゲストハウスで自由気ままに行き来するのではなく、決まった場所で「お帰りなさい」と「行ってらっしゃい」が欲しかったから。

結果として選んだシェアハウスでの二拠点生活ではあったものの、都内での用事も多く、湘南地方での滞在日数はせいぜい月に1週間程度、土地を開拓するので精一杯だったのが最初の1〜2年。鎌倉〜逗子方面にお友達が増えて、土地の仲間としてのお誘いのお声がかかるようになった頃。

昨年、娘が大学に入学したことをきっかけに私の逗子での滞在日数が激増、活動も活発になり、遊びだけでない土地に根付いた活動のメンバーとして声をかけてもらう機会も増えてきた。

 

そう、「暮らし」を求めて行動していると、二拠点とは言え、3年経つうちには自然と変化は訪れてくるものなんですね。

 

「おけの会」もその一つ。

おけの会とは、古来から日本に伝わる森羅万象、宇宙、自然界、全体性、身体についての伝統的な価値観を、日本の神話や神道などから身近に楽しむ機会を鎌倉・湘南から発信していこうと立ち上げた会なのですが、私は、偶然が重なり、その発起人メンバーの一人として運営に関わることになったのでした。

そして、昨年1119日(日)、メインゲストとして能楽師の安田登さんをお招きして「おけの会」の第1回を鎌倉の長谷能舞台で開催することができました。

vimeo.com

安田さんは、能楽師であられながら日本の神話、世界の神話にも大変お詳しく、お話が本当に面白くて、お声も色っぽく(笑)、ずーーーーーっとお話を聞いていたくなる魅力の持ち主でありました!

安田さんの講演と古事記の朗唱、それに合わせたダンサー野口あきさんの舞、チェロ奏者新井みつこさんの演奏というコラボは本当に素晴らしかったです。

ここのつブログ_おけの会

安田さんによる「天の岩戸開き」解説を超ざっくりまとめると以下の感じ。

 

天照大神が岩戸にこもる

アマノウヅメノミコトが舞い踊る=八百万の神々が笑い喜ぶ

【変化の一点】が起こる ←← ココ大事。

神々が、「あはれ、あなおもしろ、あなたのし、あなさやけ、おけ!」と叫ぶ

*蛇足ですが、「おけの会」の「おけ」は、ここから命名

古事記には、「笑う」は「咲う(わらう)」と書かれてあるそうで、「笑い」は「割る」、「咲く」は「割く」に通じ、暗から明に移る「変化の一点」を「花」と呼ぶそうです。(花は「クサカンムリ」に「化」と書くのもその意味)

「笑い」と「変化」は共時的なんですね!

ここのつブログ_おけの会

安田さんは「変化」について世阿弥の「初心忘るべからず」を引用され、その真意を「人はどんなに年をとっても成長できるのだから、過去の自分を断ち切り、変化を恐れず時々のタイミングで自分を変化させよ」と説いてくださいました。

(初心の「初」は「衣編に刀」と書くように、着物を作るためには布を裁ち切らないとならない。まっさらな布にハサミを入れる勇気と覚悟を持つ様に、過去の自分をどんどん断ち切って変化せよ)

 

二拠点という暮らし方は、ともすれば軸足がどちらにも無いようにも思われるかもしれないけれど、どちらの場所でも「暮らす」を求めて関係を紡いできたこの4年間。

笑い、喜び、悦びを大事にしているうちに、変化(花)が起こった3年目の去年。

 

娘が大学に入学したのは大きなタイミングの一つだったと思うけど、折々で過去の自分を断ち切り、自分を変化させ続けることで、自分らしい「変化の一点」は起こるのだなぁと。

目に見えることは何も変わっていないようでいて、見えないところで変化は起こっていることを心に留めて、「笑い」と「初心」で軽やかに変化を起こし続けていける自分でありたい。 

ここのつブログ_おけの会

 

二拠点生活がもたらす価値と意味(#910(ここのつとお)の場合)

逗子に建てた家を、自分と家族が使うだけでなく、#910(ここのつとお)として他人と共に暮らし合う生活を始めて1年とちょっと。

私たちが「拡大家族が暮らし合う」と呼んでいるように、ここが安心感で繋がり合える場所に育ってきていると感じています。

 

ここを開放しようと決めた時に思った事は、

 

素に戻れる

素に戻って考える

素の自分を受け入れてくれる

そんな場所になったらいいな、ということでした。

 

自分の経験から言っても、人って忙しいと、立ち止まることをつい忘れちゃうんじゃないか、そう感じます。

だからこそ「素の自分」に戻れる、そんな場所があったら、って考えたんです。

 

#910(ここのつとお)での暮らし方は2つ。

ここを住居として常に生活をしている人。

そして、ここを二地域居住の一拠点としている人。

※この二地域居住での暮らし方を#910では「リトリートステイ」と呼んでいます。

実際、私たち夫婦も二地域居住です。

 

リトリートステイの方は、ご自分の本拠地を他に持ちつつ自分のペースで#910に訪れますが、みな、湘南や逗子と言う土地が好きでここに辿り着き、この土地の空気感を楽しみつつ、一つ屋根の下で暮らし合っていると思います。

 

そんな場所で、私がすることはただ一つ。

 

安心・信頼できる場所を用意し、整えること。

 

そして、1年経った今、実感としてわかるのは、

人は

自分のための時間を持ち、

素の自分に戻り、

素の自分を受け入れてくれる場所を感じると、

人は「自分はこうありたいんだ」という本質に自ずと気づける様になる

ということ。

 

この1年、#910(ここのつとお)に暮らしてきた島民から、実際に変化していく姿をたくさん見せてもらいました。

島民はここでそれぞれ好きな様に時間を過ごします。

その個性豊かなスタイルからいつも私は新しい気づきをもらっています。

 

そして、リトリートステイしていた島民から、 今回も新しい気づきをもらいました。

それは、

「自分の本質」に気づくことは、

必ずしも二拠点で「寝泊まり」しなくても実現できる

ということ。

 

#910(ここのつとお)にリトリートステイしていたある女性の話。

フリーランスの彼女は、湘南という土地に繋がりを持ちたいこと、そして始めようとしている執筆活動に注力するための集中できる場所を持つという動機で#910(ここのつとお)への入居を決められました。

念願の土地に安心できる居場所を得て非常に喜んでいらっしゃいました。

とは言え幼いお子さんをお持ちでもある彼女、逗子まで来てもほぼ毎回日帰り。

わずか2時間ほどの滞在のためにわざわざ来た事もあったようです。

結局4ヶ月で退去されたのですが、その間で#910(ここのつとお)に寝泊まり出来たのはわずか2回。

 

そんな環境でも、月に1回の島民の集まり(自治会)には、ご主人にお子様を預けて参加したり(とは言え、ギリギリの終電で帰られたり。涙)、それも難しい時はSkypeで参加するなど、その時に出来る範囲で最大の関わりを持とうとしていらっしゃいました。

もっとここに遊びに来たい、泊まってゆっくりしたいという気持ちもあったと思います。

 

自分一人、家族と距離を置いて#910(ここのつとお)で迎える朝も素晴らしい。

でも、それが出来ない時もある。

その時にどうするか。

 

小さなお子様や家族を大事にしながら、やりたいことを諦めない。

やりたい事が100あって、もし30の出来ることがあるなら、その30を存分に味わう。

それは妥協ではなく、やりたいことをやる方法の一つであると捉えること。

 

彼女が退去するにあたって島民へ残してくれたメッセージ

 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ここを出ようと決めた時、
今度は私が誰かの#910(ここのつとお)のような存在になりたい、と思ったのです。

心の拠り所
もう1つの拠点
本来の自分に還れるような
ただいま、と帰れるような

そんなあり方で生きてる私でいます。

 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::

これは、その時々でベストな選択をしてきたからこそ出た言葉。

彼女は、#910(ここのつとお)での時間で、やりたい事を諦めない自分を再確認できたのだと思います。

 

彼女の行動は、機会を意味あるものにすることは、時間の「量」ではなく「質」で叶えられること、与えられている環境の中で使えるものを最大限使えば自己実現は可能だということを私に見せてくれました。

 

彼女が#910(ここのつとお)に入ろうと決めた時の「これは未来の自分への投資です」おっしゃられた言葉を今でも印象深く思い出します。

未来への投資という思いを言葉にしっかり乗せて実行したからこそ、それが実現したのだとも思います。

 

島民が#910(ここのつとお)を出る時を見送る時はとても嬉しい。そして、少し寂しいのであります。

おめでとう、そして、ありがとう。

行ってらっしゃい、そして、また遊びにおいで。

#910(ここのつ島)

 

東逗子シェアハウス#910(ここのつ島)名物「自治会」で感じて欲しい事

東逗子に#910(ここのつ島)と呼ぶ一軒家をシェアハウスとして開放し始めたのは去年の6月。

私が考える「シェアする場所って、こんな在り方が理想かなぁ」を手探りでひとつひとつ丁寧にカタチにしてきました。そして、約1年経って何となく見えて来たものがあります。

「シェアハウス」と言っても、存在するシェアハウスの数だけスタイルがあると思いますが、#910(ここのつ島)の特徴の一つは、オーナーである私たちが半居住しているところかもしれません。

といいますか。。。。

そもそも#910(ここのつ島)は、この土地にご縁を頂いて家を建てることになった私が、もっと多くの人とここを分かち合いながら暮らす方が人生の後半がオモシロ楽しくなるんじゃないかと思ったのがコトの始まり。

そして、単なる「シェア」を超え、暮らし合う人と「拡大家族」としてゆるく繋がり合いたいという想いから始まったこと。

なので、私たちが住んでいなかったら、それはそもそも#910(ここのつ島)にはならないのでしたw

 

半同居、というのは、まだ私の子どもたちが東京の自宅に暮らして通学している事もあり、東京の自宅と#910(ここのつ島)の行ったり来たりを今も続けているから。

二拠点生活もすっかり板につきました。

便利も不便も全て受け入れて、この生活をまるごと楽しんでいます。

 

さて、この#910(ここのつ島)に住む島民について。

かつての島民(住人)が、この場を「珍獣揃い」と表現した通り(笑)、バリエーションは豊か。とは言え、どこかに統一感がある珍獣たち、そんなイメージw

 

さて、そんな珍獣たちをどうまとめていくか。

正直、「まとめる」つもりは最初からないのですが、とは言え、せっかくここで巡り合ったご縁を大事に育てるために行っている事があります。

それは、#910(ここのつ島)名物とも言わる「自治会」、住人が月に一度集まる会。


自治会参加は強制ではないものの、いろいろなことを共有する大事な時間として設けている気持ちが伝わっているのか、皆さん、優先順位高く参加して下さっていると感じています。

 

話は少し逸れますが、#910(ここのつ島)にはシェアハウスに付き物の「お掃除当番」がありません。

私たちと同様に、ここを二拠点生活の一拠点としている方も多く(二拠点生活を実現しやすくするためのプランもあるので)「当番制」自体がそもそもムリ。かと言って、外部に清掃を依頼するのも違和感がある。

なので、「使ったその場をキレイにすることを基本としつつ、いつも誰かが自分の知らない所でいろいろな事をやってくれていることを心に置き、出来る人が出来る時に出来るだけ掃除すること」をモットーにして当番制はナシにしています。


ただ、月イチでも全員で大掃除をしたら気持ち良いのでは?という島民の提案で、自治会の時間の30分を使って皆で大掃除をする様になりました。そうしたら、これまで以上にさらに「良い気」が流れる様!!


ちなみに前月の自治会参加者は、珍しく男子オンリー。

窓ふきから床掃除などもゴシゴシ力強くやってくれて助かった!

いやーーー、男子って力強い。

おまけに、何も言わなくても自分の持ち分見つけて掃除始める男子ばかり。

実に頼もしい。

 

お掃除は、

自分たちが暮らす場を全員で整える事で、その場を大事にする感覚がより自然に芽生えたら、という気持ち。

自治会は、

910で共に暮らし、日常の小さなことを共有する関係の中で、大人である私たちが小さなことでも認め合う関係をつくることや、互いに受け入れ合う拡大家族というヨコの繋がりを強められたらという想いが根っこにあります。

 

情報共有の後は、最近どんな事を考えているのか、という大きなテーマでのフリートークシェア会。

風が通るデッキでビールを飲みながら、またはリビングでご飯を共にしながらの共有会は気持ちよくて美味しいだけでなく、普段の関係性のおかげもあって自然と自己開示・開放した時間になり、シェアがとても豊かで濃いのです。

心が互いに深い所で繋がり合い、逗子の自然とも繋がる時間となるのです。

 

以前、「自立とは、依存先を増やすこと」という記事を読みましたが、ここのつ島のシェア会が自己開放できる場になっているのは、安心した信頼関係が根底にあることと同時に、お互いに利害関係が絡んでいなく、良い意味で直接的な関係性がないおかげだと思っています。 

例えばもし、相手の悩みの原因と自分の利害が絡んでいる時には、いろいろな想いが心中に錯綜して穏やかにその人の話を聞いていることは難しいですよね。

当然、話をする方も遠慮が出て来て本音を開示する事は簡単ではなくなります。

公平な立場で自分を開示・シェアできる場(コミュニティ)をどれだけ多く持てるか。

改めて、深い所での繋がりを感じながら複数のコミュニティとゆるく繋がることが「依存先を増やす」ことへの実践に繋がるのではないかと感じています。

 

自分を認めて、相手を認める。
自分で自分を育てる。

まさに「自らを治める会」としての「自治会」。

これがあるからこそ、「珍獣たち」も仲良くお互いを受け入れ合い、認め合って暮らしているのかなと思っています。

 #910(ここのつ島)

 こちらは自治会の後のシェアご飯会。みんなが適当にそれぞれ料理を持ち寄ります。

 これも、出来る人が出来る時に出来るだけ。無理ない事が続くこと。

 

新島民もウエルカムです。

気になる方はコチラからご連絡ください。