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糸島・壱岐。移住・多拠点・地方暮らしを始めている人から感じた事。

今回で2回目の糸島・壱岐の旅。

去年の10月末に初訪問した時の目的は、主に糸島と壱岐の観光名所を巡りながらSUP(スタンドアップパドル)でその土地を味わい、楽しむこと。

ウワサには聞いていたものの実際に見て体験するのは大違いで、すぐ近くにある豊かで美しい自然、そして豊富で美味しい食に感動して旅を終えたものでした。

そして再訪を誓ってからの一年後。

今回は、自然と食を満喫する観光的な喜びから一歩踏み込み、自分らしい働き方と生き方を求め、糸島や壱岐に移住して新しい暮らしを創り上げている方達と一歩踏み込んだ交流を目的に糸島・壱岐を訪れてきました。

 

旅のコースは、土地の観光やSUP、美味しいものを堪能すると同時に、

【糸島】・・・糸島に移住して暮らしている方達と共に糸島の移住者たちが集うコミュニティスペースRISE UP KEYAオープニングイベントに立ち寄りながら、

糸島へ移住した「合同会社こっから」メンバーが運営する「こっから大入ハウス」に宿泊する。(そしてアツく語る)

【壱岐】・・・将来のアーティストインレジデンス化計画中の旧家に宿泊しながら、

クラウドファンディングで完成させた壱岐のゲストハウス「みなとや」で旅の方や地元と交流する。(そしてアツく語る)

などしてきましたので、そんなアイコン的スポットのご紹介と、思った事など。

 

1、縁もゆかりもない糸島に移住・会社設立した「合同会社こっから」&「こっから大入ハウス」

大学時代からすでに学生をエンパワーする活動を行っていた「合同会社こっから」の創業メンバー5人。

合同会社こっから

聞けば聞く程摩訶不思議な縁が繋ぐ、大学時代からの仲良し仲間なのですが、大学を卒業して一般的に大企業に勤めた後、思う所あって会社を辞め、(縁もゆかりもない)福岡県糸島市の大入に移住して2016年春に設立したそうです。

そして、その活動拠点が「こっから大入ハウス」。

 

ここでは、来訪・宿泊の代金はない代わりに「本」を持参するのがお約束。

彼らは本を通じて「知の共有」を行うことを価値と捉えているんです。

なので、「こっから大入ハウス」が起点となって「旅する本」たちのご縁で繋がっていく世界を創るために、訪れた方に更にその本を貸したり渡したりしています。

合同会社こっから

もともと誰一人として糸島と縁がなかった彼らが糸島を選んだ理由とは、突き詰めれば「ピンと来たから」。

直感過ぎるだろう!というツッコミはさておき、まぁ、そんなもんですよね、「決める」時なんてw

ただ、”すべての人の人生をPlayfulに”という理想のもとで”何かしたい!”と動き出さずにいられなかった彼らにとって、糸島の土地に感じられる芽吹きのエネルギーにインスピレーションを感じたのは「なるほどうんうん、わかるなぁ」という感じです。

 

彼らは、地方で暮らす人と都会に住む人を結ぶ学びの場づくり(企画・運営)も事業の一つの柱として活動していまして、この事業の一環として壱岐でもコミュニティデザインプロジェクトを進めています。

(いろいろな所で糸島と壱岐が繋がっていってるのもオモシロイところ)

 

さて。

普通の大学を出て、会社員を経て独立した彼ら5人。

実のところ、そもそも誰も仕事に不満は全く持っていなかったそうです。

ただ、「自分の人生と仕事」について「本当にこれが天職なのか?今、仕事が楽しく面白かったとしても、もう一回生まれ変わってもまたこの仕事を選ぶのか?」と真剣に自分に向き合った時、そこに何かの違和感を感じ、結論として「起業」となった、と。

 

そうなんですよねぇ。

もちろん、起業が全ての結論と言っているのではないんです。

大事なのは「真剣に自分に向き合う事」なんだよなぁ、と。

真剣に自分に向き合った事から出す結論は、例えその先にどんな事が起ころうとも決して後悔するものではないのですよね。

そして、むしろ何が起ころうとも、そこからでしか見えて来ないような、想像してもいなかった世界が広がっているのだと思います。

それって、想定内の人生を歩んで、急に想定外の出来事にあたふたするよりよっぽど「攻めてる」感じがあってワクワクします(笑)

 

起業に至った経緯含めて個性あふれる5人のチャレンジいっぱいの生活の様子を見るために一度彼らの元を訪れてみることをオススメします。

というか、関西出身という5人の「ボケツッコミ」のシャワーを浴びるだけでも相当リフレッシュしますw

合同会社こっからHP

http://www.kokkara01.com/

 合同会社こっからFacebookページ

https://www.facebook.com/kokkara/

大入こっからハウス

http://www.kokkara01.com/playful-office-1

2、フューチャー公民館 RISE UP KEYA(ライズアップケヤ)

RISE UP KEYA(ライズアップケヤ)

コミュニティスペースのRISE UP KEYA。

ここ、元々はスーパーだった場所だそうです。

そこを京都からの移住者が買い取って住居にして、二代目移住者がカフェにして、さらにイベントスペースやコワーキングの要素を加えてリニューアルしたのが、この三代目RISE UP KEYA。

移住者の居場所をつくり、糸島で仕事や暮らしをつくり発信していく場を創り始めた2014年の1月。

それ以来、地域に根づく意味について考えながら様々なイベントや研修を行ってきたそうですが、3年目の今改めて、糸島の地元の方と糸島へ移住してきた方との新しい繋がりを生み出し発信していく場所にするためにリニューアルオープン。

RISE UP KEYA(ライズアップケヤ)

今後移住を考えている方にこれまでのたくさんの経験や情報を発信していくために、地元に移住した女性たちのオリジナルコーヒーや軽食、地元の方のマルシェやワークショップ、その他の催しを開催していくそうです。

まさに移住者と地元の人たちが共に創り上げていく場所。

RISE UP KEYA(ライズアップケヤ)

移住と聞いて思う事と言っても、立場によって、地元の人、移住者の方の想いはそれぞれでしょうし、結果としていろんな事が起こるのも自然で当然の事と思いますが、そのスキマを埋めたり間を繋いだりしていくのは、いつだって「ヒト」と「ココロ」でしかないんですよね。

肩に力を入れる事なく、自分たちのペースで自分たちが望む暮らしを創り上げていく。

地方のあたらしい可能性を実験する場所として、多くの人によって大切な時間が重ねられていくんだろうなと言う気がしました。

【RISE UP KEYA(ライズアップケヤ)】

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【福岡への移住について】


【福岡での「求人」(福岡の地元の事業者)、「逆求人」(福岡に移住する人)、「コラム」(仕事情報、インタビューなど)について】


 【目の前に青い海を見ながら仕事ができるシェアオフィス「SALT」】

 

3、クラウドファンディングでみんなで創るゲストハウス「みなとや」

最後に紹介するのは、壱岐で私が訪れた「ゲストハウス みなとや」。

ここは、クラウドファンディングで資金調達をし、「みなとや」と呼ばれていた元遊郭の古民家をリノベーションし、この春(2016年4月)にオープンした壱岐の人と旅人が集うアジト。

経営するご夫婦は、ご主人は釣り師として全国的に知られ、生まれも育ちも壱岐島の”りょうちゃん”こと大川漁志さん。

そして、奥様の香菜さん。岩手から嫁いできた、壱岐島25年ぶりの海女後継者(あまちゃん)だそうです。

 

日本各地を釣りをしながら旅を続ける旅先で出会った人々との交流や経験を活かして、昔からの夢だったゲストハウスをオープンしたいと思った漁志さんと、海女という仕事を通じて海の命を頂いて生活する中で感じる感謝と喜びをより多くの人に伝えたいと思った香菜さんが営むゲストハウスは、旅人同士の情報交換はもちろんのこと、地元の釣りや収穫物情報、ワークショップとしての釣りやBBQなどのブルーツーリズムが体験できる拠点。

 

私たちが訪れた時も、「みなとや」に壱岐出身・壱岐在住のみなさんと、糸島に住みながら壱岐と都心部の人を繋ぐプロジェクトを進めている「合同会社こっから」メンバー、移住や多拠点生活を実践している方達が交流する晩ご飯会が開催されました。

ゲストハウス「みなとや」

私も壱岐に暮らしながらも壱岐に囚われない視野で活動をなさっていらっしゃる方たちとお会いし、おいしいお食事とお酒をご一緒し、共に笑い合えた事で、壱岐に「場所」を見つけた気持ちになりました。

ゲストハウス「みなとや」

ゲストハウス「みなとや」

こちらは、一支国博物館の仕事で壱岐に住んで仕事をしたのをきっかけに、そのまま留まることを決意して壱岐に移住したと言う一級建築士の森田健太郎さん

ゲストハウス「みなとや」

常に良い表情で笑ってらしたのが印象的でした。

そして、みなとやさんに滞在中の旅人のおじちゃまも一緒に楽しむ時間です。

ゲストハウス「みなとや」

blog.livedoor.jp 

4、今回思った事

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どのライフスタイルにもそれぞれの特徴がありますよね。

 

 生きる事(生活)と働く事(仕事)は切っても切れない関係にある中で、どう生きたいかとどう働きたいかが別物だったこれまでの時代は終わりつつあると改めて実感した今回の旅。

ワーク&ライフスタイルは、与えられ決められた中に自分を治めるものではなく、私たち自身が選んで創ることができる時代となってきている、いや、なったんだなぁと。

そして仕事に合わせて自分の人生を考えるのではなく、自分の在り方に向き合って考える事が、結果的に自分の仕事を創り出すようになるし、まさにそれを実践している人たちはたくさんいるということも肌感覚として感じられたのが収穫。

人から聞いたり、モノで読んだりしてはいるけれど、実際に会って話して感じる事って大きいですよね。

 

そして。

成り立ちや想いは異なりながらも自由な発想で自分らしい人生を創り出している仲間たちは、なぜか自然発生的に集まってきているようでした。

まさに「類は友を呼ぶ」状態か。

 

やっぱり、結局「人」が大事で、自分が好きだと感じる人と一緒に働く事で「自分らしく在る」事にも繋がっていく。

誰と一緒に過ごして暮らしたいかを大事にすることで人生の幸福度は変わり、質も高まっていくのだと。

 

世の中にはいろいろなタイプの人がいるし、都会も地方もそれぞれに良いところがあるわけですが、これからは、どちらか一方が「良い」とか「悪い」と決めつけるのではなく、両方の良いところをお互い取り入れて補い合いながら、共に成長していける関係性がどんどん生まれてくるんだと思いました。

 

さて、次のブログでは、糸島と壱岐の名所や美味しいお店を紹介しようと思っています!糸島・壱岐に興味のある方、少々お待ちください!!