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常識知らずで恥かく前に読んでおく本『日本のしきたり便利帳』

先日、日本が世界に誇れる和食の味わい方についての記事を上げましたが、それに関連して是非もう一冊ご紹介したい本があります!

それはズバリ、

マンガと絵でみる「日本のしきたり便利帳」

マンガと絵でみる 日本のしきたり便利帳

マンガと絵でみる 日本のしきたり便利帳

 

 前回ご紹介した辻調・辻さんのご本も、柔らかなイラストが堅苦しくなりがちな内容を和らげていてとても楽しく読み進められるのですが、今回の本はイラストだけではなく、そこに高田真弓さんの「マンガ」が加わっている。

これは、相当良い。

面白い。

視覚から入ってくる情報が「情報」をわかりやすくするだけでなく、思わずガハハと大声あげて笑ってしまう場面がそこかしこにあって、やばい。

先日、書店でこの本が平積みになっているのを発見して、一緒にいた友人に「あ、これすごく面白いよ、だまされたと思って読んでごらん」と言って手渡したら、最初はその友人も「ふ〜ん」的な感じでパラパラめくっていたのに、突然、静かな店内で大声上げてバカ笑い(笑)。

結局そのままお買い上げになられました。

・・・とまぁ、前置きはこれくらいにして、内容なのですが。

登場人物は4人。

イラストレーターのマユミさんとご主人のこうちゃん、1歳になる息子のフルフルの3人家族と、そして、「先生」。

この「先生」が一家に日本のしきたりとマナーを授けてくれるのですが、いつ、どこから現れて出てくるかさっぱり不明。神出鬼没。どうやら1歳のフルフルとどこか深い所で通じ合っているようなんだけれど、先生が教えてくれる日本古来のしきたりやマナーについての説明が、それはそれは、とてもわかりやすい。

こんな先生がいるならば、是非我が家にも来て欲しいと思う。

・・・というのも、

「私、常識あると思ってました」

から始まる前書きに書かれている内容って、実は自分にもかなーり当てはまるんですよねー。

今さら大きい声で言えないけど、うん、多いと思う。

知っているつもり、知っているようで知らない事ばかりの日本のお作法。

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

そうそう。

「知ってるつもり」の事って、家から出て家庭や家族を持って、人生の節目や一年の行事を行っていく段になると、かなりの頻度で「実は知らない」事が多いもので。

そして、なんだか堅苦しい正座をさせられているようで取っ付きにくい。

でも、しきたりは知らなくても「なぜ行うのか」を知る事が出来れば、しきたりもマナーもそんなに難しい事ではない、はず。。。。

現に、「先生」も、

マナーや礼儀は自分を大切にするように人を大切にする心=愛

しきたりは、人から神様への心配り

全部まとめて日本人が大切にしてきた「暮らしの作法」

 だとおっしゃっているしね。

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

章立ては、ふだんの暮らしの作法、人生の節目にまつわるしきたり、1年の行事にまつわるしきたりという3つのパートで構成されています。

パート1の暮らしの作法では、食と立ち居振る舞いのしきたり、おつき合い訪問先でのマナー、そして手紙のお作法について。

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

とどのつまり、

自分がされて嬉しい事をする、相手の立場になって考え、行動すれば、それは自然に正しいおつき合いの作法となる

には、しごく納得。

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

この章読んで、これからお食事に行く時には、お懐紙をいつもバッグに忍ばせておこうと思ったワタシ。ステキ女性を目指したい!

パート2では、人生の節目にまつわるしきたりから、人生の成長と長寿のお祝い、そして結婚と葬式のしきたりについて。

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

最後のパート3では、1年の行事にまつわるしきたりから、年末とお正月のしきたりと、12ヶ月の年中行事について。

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

マンガと絵でみる日本のしきたり便利帳

こうやって一つ一つのしきたりや行事を追いかけてみると、すべてに意味があるんだなぁと実感します。

 

小さい頃、母が出してくれていたお雛様。

面倒くさがり屋さんの母は、3月2日になって慌ててお雛様を飾り、そのまま子どもの日まで出し放しだったなぁ。笑。

早く片付けないと行き遅れるというジンクスを乗り越えて(?)私は結婚したけれど、お雛様は本来厄除のために飾るものとのこと。だから「片付けが出来ないと結婚できない」というジンクスは、しつけの意味が大きいとのこと

確かにその意味では、私は母を反面教師として、娘のためにせっせと雛人形を飾り、すぐに片付けるんだから、それで良いのかもw

まぁ、そんなこんなを振り返って考えると、行事をする意味も、家族独自の思い出を創り出す事でもあるのですね。

 

家族が無事に日々を過ごせるように保つこと、そして家族から始まる親戚付き合い、そしてご近所さんとの関係を気持ちよく保つこと。

1年の終わりには皆の無事や自然の恵みに感謝しながらお家のお掃除をして神様を迎える準備をすること。

お正月には年神様をお家に迎えて1年の安泰を願うこと。

 

改めて、日本人で良かったなと思えた一冊でした。

これも近くに置いておいて、折にふれて目を通したい一冊。

マンガと絵でみる 日本のしきたり便利帳

マンガと絵でみる 日本のしきたり便利帳

 

こちらの「辻調感動和食の味わい種明かし帖」を併せて読むと、日本の食がもっとわかって楽しめると思います。

辻調 感動和食の味わい種明かし帖

辻調 感動和食の味わい種明かし帖