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40代後半。家庭を出て、初めて一人で暮らすということ

湘南に住むまでの話 シェアハウス デュアルライフ 家族関係

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前回までのブログで、

一家の主婦が単身で江ノ島のシェアハウスでデュアルライフを始めるに至った経緯や理由と、

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実際にかーさんがシェアハウスに入り、不在の間に残された家族は家事をどうするのか、それについて話し合った家族会議についてお伝えしました。

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そう。

「そうだ、夢だった湘南に住もう!海の近くのシェアハウスに入ろう!!」と思い立ってから幾多の困難を乗り越え(・・・と言う程でもないが)ようやくシェアハウス入居手続きまでこぎ着けることができたジブン。

ただひたすら感慨深い。

 

契約の日の満月

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 今でもよーく覚えています、契約の、その日の事を。

  

夜は満月(北米では皆既月食のRed Moonだけれど、日本では部分月食)という日だったんですが、その日、というより「その頃」の私のメンタリティは、一言で言えば「期待と不安で胸いっぱい」状態でやや情緒不安定。

(笑わないでください、これ、けっこう真剣だったのでw)

改めて思い返すと、これまでの自分の人生、ほぼ同じ土地・同じ地域で暮らして来ており、しかも、学生時代は家族と同居→入社して3年で結婚して夫と生活→1年後に第一子出産・・・という勢いで、「一人暮らし」というものを経験した事がなかったのでした。

 それが、40代後半にして味わう「初めての一人暮らし」。

 

この不安と緊張と興奮。

 

不安=新しい土地で友達はできるんだろうか(←笑)

緊張=シェアハウスで、同居の人とうまくやっていけるかな(←誰の事??)

興奮=夢の湘南生活!とにかくとにかくとにかく嬉しい!!(←そりゃそうだろう!!)

もう、そんなのが全部ごちゃまぜ。

 

いくつになっても「初めて」っていう体験はあるんだなってつくづく感じます。

遠足や修学旅行前日のドキドキをはるかに凌駕するワクワク感。

 もうね、いろんな事経験してちょっとやそっとじゃ驚きもしなくなってると思われていたジブンでしたが、甘かった。まだまだあるモンです。

 

ところでちょっと話はズレますが、実はその春、娘は中学を卒業して高校に進学するにあたり軽く情緒不安定になっていました。

すごくテンションが高くなって「高校生活楽しみ!」と盛り上がってみたかと思えば、「勉強についていけるのだろうか」とナーバスになってみたり。

親の私から見ると完全にノープロブレム。おまけに彼女は附属校。たしかに頭の良い外部入試の子たちは入ってくるかもしれないけど、昔からの友人もたくさんいて、心配無用。なのに、本人だけがやたらバタバタしているというおかしな状態でした。

 

でも、それ、まさにワタシ、同じだからw

30歳の年の差を超えて、リアルJKの心境にシンクロ状態w

 

話は契約の日に戻します。

契約書類のアレコレや一通りの説明が終わったのは夕方の事。

鎌倉在住の友人と偶然タイミングが合ったので一緒にご飯でもと言う事になった。

そして、由比ヶ浜の海が目の前に広がるお店の窓際で、これから始まる生活についての不安、そして期待と興奮を話してた。

もちろん、そこに至るまでのいろいろなことも。

 

すると、どうしたことでしょうか!

東の空から真っ赤な丸い月が上がって来たんです!!

 

その日は、北米やハワイではRed Moonの皆既食が見られるものの、日本では満月が欠けたまま出てくる月食で、しかも赤銅色の丸い月は見られないと言われていたにもかかわらず、です。

東の海から上がってきたその赤い月は端が少し欠けているだけの月食も終わりかけの丸い月。

その後のわずか数分で普段の白い満月にどんどん変化していったので、その状態のその色の月が見られたのは本当に短い時間の事でした。

 

調べてみると、その赤い色はRed Moonではなく夕日が赤く見えるのと同じく、月の高度が低いうちに見られる現象だったそうですが、私にとってそこはあまり関係のない事。

とにかく「月が海から上がってくるその時間に、月の出が最初から見られるその場所で、真っ赤で丸い月を見る事が出来た」という偶然に偶然が重なった有り難い巡り合わせと、地球と月と太陽が織りなす妙なる美しさにただ言葉もなく。。。

そして、自分や自分の考える事が良い意味ですごくちっぽけだという事、それでも、そんな自分もこの宇宙の一員だという事がすとんと腹に落ちつつ「ありがとう。私も家族もみんなも、きっと良いようになっていくんだよね。偶然に偶然が重ならないと見られないようなこの光景を見る事が出来たこと、きっとこれは祝福なんだよね。」と(いつもながら)かなり自分勝手で都合の良い解釈をしたのでした。

引っ越し当日のハナミズキ

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引っ越しはゴールデンウィーク後半の5月3日。

特に急ぐ用事もなかったので、朝はいつも通り朝ご飯を準備した後ジョギングに出発したんですが。

 

これがですね。

いつも通りにいつもの道を走っているんですけど、自然と顔がニヤけてくるんですよ。

意味もなく、理由もなく笑えてきちゃう。

気づくとウフフと口元が弛んでる。

いつも見慣れているコースが違って見える。

きらっきらしてるんです。

そう、ちょうどハナミズキが満開の頃で。

ひらひらとした薄紅色の花びらが大きくパッパッと笑顔で咲きほころんでいて。

まさに一青窈の歌詞〜空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと〜のままですよ。

 

これまで、不安だぁー、キンチョーするー、などと言っていた気持ちはどこへやら、一転して楽しい気持ちに溺れそうなジブン。

いざとなったら腹が据わってEnjoy!というのは昔からの性分ですが、やっぱり今回もご多分に漏れず。

 

お昼過ぎに東京を出発して、着いたのが3時位だったかな。

入居先はシェアハウスで食器や家電は全部揃っているので、持参したのは布団一式と向こうで乗る自転車、そして、3泊分くらいの着替えに洗面道具くらい。

 

荷物を部屋に入れ、オットと江ノ島のお魚料理屋さんに乾杯に行った。

しらすと焼き魚を食べつつ、ビールや日本酒を飲んで、いろんな話をしたっけな。

これまでのこと、これからのこと。

何を話したかはよく覚えていないけれど、気持ちは興奮してたから、やっぱり普段よりもっと饒舌にいろんなことを話したと思う。

 

夕方になって娘が遊びにやってきた。

3人で海辺を散歩。

娘と私、夕陽に向かって思い切り叫びながらピースサイン。

夜になり、3人で娘が大好きなピザを食べた。美味しかった。

娘はそのままシェアハウスの私の部屋に泊まるけれど、オットは息子が待つ東京へ帰っていき(うちのシェアハウスのルールとして、1ヶ月に4人もしくは4泊まで外部の人間のお泊まりが可能)本当に、いろいろ、ありがたいなって、思った。

 

これまでの人生、いろいろ模索して遠回りする事もたくさんあったけど、これから、私の夢の実現と新しいチャレンジが始まると思った。

自分が何を必要としていて何を大事に思っているか、反対に、不要なものは何でそれに対してどう付き合ったら良いのか、おぼろげながらでもやっと見えて来たと思った。

 

気持ちは晴れ晴れとして明るく、心はかつてなく澄み渡ってクリアだった。

 

to be continued...