ギャラリー雑貨カフェGigi。江ノ島散歩で心安らぐ時間と空間。
江ノ島巡りをしたいからと、敬愛する先輩女性のKさんが東京からわざわざ遊びに来てくれた日。
お昼に待ち合わせをして食事しながら互いの近況報告を済ませ、いざ江ノ島巡りへ出発した早めの午後。
朱色の鳥居をくぐって見上げるのは瑞心門。
この、竜宮城を思わせる楼門をくぐって江ノ島巡りは始まるのです。
辺津宮神社横のお堂・奉安殿には八臂弁財天と妙音弁財天(日本三大弁財天の一つとして有名)が並んで安置されているのですが、白い肌をもろに見せる裸弁財天はやわらかそうな肩のラインが妙になまめかしいw
でも、今回目に留まったのはずらり並んだ白ヘビのロウソクたち。
江島神社には「巳の日参り」というのがあるそうです。
4月には「初巳祭」という大祭もあるし、ここではヘビがとても重要みたい。
いろいろな面白い発見をしつつ、島の起伏を楽しみつつ、すっかりハイキング。
この日の二つ山から開けて見える海が青くて穏やかで。
吹き抜ける風も心地よく。
左手には、古い家屋がなんとも言えない味わいのまま建っていて、江ノ島は何度来ても何を見ても飽きる事がないなぁ。
そうして、反対側の岩屋に到着すると、1年近く続いていた補修工事が終わり、第一岩屋も第二岩屋も今では観光ができるようになっていた。
この日はとても気の流れが良い感じ。
特に江ノ島の岩屋あたりは相当清々しいねなどと話しながら歩いていたら、岩屋を出る手前周辺でKさんが、
「ここら辺でちょっとお茶にしましょう」と、おもむろに野点用のお道具を手際良く出すKさん。小さな保冷バッグに必要なものが全てコンパクトに収められていてビックリ。
そうなんです、Kさんはお茶の先生でもあるのですが、まさかこんな粋で素敵な演出が用意されているとは!
気持ちよい場所でマイボトルからコーヒーを飲むかのごとく野点の茶が頂けるとは全く想像もしていなかったので、本当に感激しました。
お作法や何やら、ともすれば堅苦しいイメージになりやすい「お茶」だけれど、その奥行きある世界をこんな風に自由で軽やかに味わわせて下さるKさんは、まさにお茶を伝導する師匠なのだと感じました。
「型」を知り尽くした先には「型破り」があるというもの。
基本があるからこそ遊びができるということを目の前で見せて下さり、まだまだ小さな私の世界を広げて下さいました。
小さなセルロイドのケースには紅白の干菓子。
おもてなしと小さな工夫に、お茶を楽しんでいる日常が伺えますよね。
そんなこんなで、素晴らしい気が通り抜ける岩屋でのお抹茶ですっかり運気が上がったと満足しながら帰る途中に見つけたのがこのギャラリーカフェのGigi(ジジ)。
江ノ島にあるアートと雑貨とカフェのお店「Gallery&Zakka Gigi」
いかにも古い蔵を改造して造った様子や丁寧な細部のしつらえが興味を引きます。
お土産屋さんや人通りでざわついた表通りの喧噪をすっかり忘れられるような空間があるのが伺えて、すぐに入ってみようと言う事になりました。
この蔵は、通り挟んで反対側に経つ「岩本楼」という旅館の「蔵」だったとのこと。
ふむふむ、なるほどなるほど。
この地図はギャラリーカフェGigiさんのHPから拝借したものですが、この絵や下の写真に写っているお店の看板が示すように、細部まで丁寧な手作りのものばかり。
そう、カフェであり、ギャラリー。
小さなスペースにいろいろな工夫がなされていて見飽きません。
この窓。窓枠の趣向がこらされていなかったら普通のサッシ窓。
でも、上手にアレンジがされていて一気に変化が出ています。
こちらはステンドグラスが埋め込まれていたりして。
このライト下に飾ってある流木。
写真では見にくいけれど、糸で刺繍が施されているのです。素敵なアートです。
コーヒーも美味しかったですよ。
ジャズがゆっくり流れる静かな空間は、江ノ島をぐるり歩き回って疲れた身体を休めるのにもぴったりな空間でした。
ランチサービスも始まったようです。
お気に入りの本を持って次回は行ってみたいです。
あと、野点をして下さった師匠のご紹介をしておきますね。
K師匠は下記の【六本木稽古場】でお茶を教えて下さっています。
体験レッスンもあるとの事ですし、ご興味ある方は是非どうぞ。
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お茶はコチラで学べます。
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【アートと雑貨とカフェの店 Gallery & Zakka Gigi】
神奈川県藤沢市江ノ島1-4-11
11:30~18:00
日曜営業
火曜・水曜定休