湘南-東京、2拠点デュアルライフの内訳

40代後半にして初めての一人暮らし。

私が選択しているデュアルライフについて皆さんからしばしば聞かれる2大質問と、それについて私が思う事について。

・・・ここに至るまでのお話はこちら↓↓↓をどうぞ。


湘南に住むまでの話 - 夢の湘南〜東京とのデュアルライフを江ノ島シェアハウスで実現した働く主婦でかーさんのリアルな生活

 

まず、どういう風に2拠点を行き来しているかについて。 

湘南-東京、2拠点デュアルライフの内訳

これについては、言うもの恥ずかしいくらい単純なのですが。。。

一言で言うと、一週間のうち、東京で働いている間は自宅に帰るし、仕事がない間は江ノ島に滞在する、と、そういう事です。

デュアルライフにもいろいろな考え方があり、地方に自宅を構えつつ都心で働くというスタイルもデュアルライフに含まれるようですが、私の場合は家族で暮らす自宅が東京にあるので、仕事がある日は、東京の家を出て東京の家に帰る。

朝は朝ごはんとお弁当を作り、夜帰宅したら晩ご飯を作る。

夜に外食の予定がある場合は晩ご飯を作って出かけるという、これまで約20年近く続けてきたライフスタイル。

そして、仕事に行かない日は江ノ島に行く。

(ちなみに私の働き方は、時短社員という形態。週5日間すべて会社に行く必要がないというのは、このライフスタイルをする事においてとても恵まれている点だと思います。)

でも、いくら理論上はそうであっても、子どもの学校や自分の仕事関連、その他個人的な勉強会などの状況と優先順位で判断すると、現状、そんなにすっぱりとデュアルライフを実現できない事も多いのが現実。

また、最初の頃はこの生活が嬉しくて仕方なく、仕事を終えてそのまま江ノ島へ向かい、日曜の夕方に帰るという具合に江ノ島に滞在していたら、帰宅した時の娘の様子がなんだかよそよそしく感じられた瞬間がありまして。

これはやっぱりさすがにまずいなと思い、仕事帰りに江ノ島へ行くのはやめました。

そして、出発する日の朝に、朝ごはんとお弁当を作って気持ちよく家族を送り出し、晩ご飯を用意しつつも家の掃除や片付けを済ませてから江ノ島に向かうというスタイルに変えました。

 朝、湘南で目覚める事が何より気持ちよくて大好きなので、そこを譲歩するのは非常に残念なのですが、そこはそれ、やはり家族と自分がバランス良く気持ちよくいられる事の方が今は大事。

それに、仕事終わりに湘南方面へ帰るのはラッシュで電車も混んでいるけど、昼間の移動だとそのストレスはほとんどなく。

得られないものに目を向けるのではなく、得られているものに目を向けて満足するのが幸せになるコツという方程式に当てはめて、

湘南の朝<家族との時間+快適な移動時間 

と考えることにした。 

湘南-東京、2拠点デュアルライフの内訳

そうは言っても、5月から10月までの5ヶ月間を振り返ってかーさん不在泊数を数えてみたら、平均して約10泊前後であった。(江ノ島以外の諸々外泊滞在も含む) 

これすごい。

1ヶ月に10泊も自分の時間を持てたとは、なんとありがたくも素晴らしい事でしょうか!!

思えば今年のお正月、自分が今こんな生活をしているとは思いもよらなかった。

本当に大転換が起こったとしか言いようがない。

 

かーさん不在期間、掃除の形跡はあまり多くない印象だけれど、洗濯、食事をみんなが連携しながらうまくやってくれていること、食生活も、結局は外食を取り入れている事もあるようだけれど、やりくりしてくれていること、しみじみありがたいと思う。私が家にいるときは、喜びと主体性を持って自分が出来る事でリカバーするように努めたいと思う。

 

次によく聞かれる質問。

江ノ島で一体何をしているの??」

これに対しても、答えは極めて単純で、

「生活しています。」

となります。

湘南-東京、2拠点デュアルライフの内訳 湘南で私はいろいろやっているけれど、「特別な何か」をしている訳ではなく、その日その日、心の赴くままにしたい事をしています。

もっと言うと、何もしなくていいために湘南に行くとも言えます。

基本的には、朝起きて、お天気を見て、その日に何をするか、何を食べるか、そして、どこへ行くか気分と直感で決めます。

もちろん、事前に決めている事や約束もあります。

また、ジョギングをしたり、自転車に乗ったり、海で泳いだりという様にトレーニング的なこともします。

でも、基本的に、その日暮らし。気分で決める。 

湘南-東京、2拠点デュアルライフの内訳

でも、こう聞かれ続けて、ふと気づいたんです。

この質問って、ある意味極めて現代人ぽいと言うか、日本人ぽい質問なのではないかって。

私たちは、知らず知らずのうちに、何かの目的を持って行動しなければならないと思い込んでしまっているのかも、って。

 都会での生活は「目的を持って行動するのが当たり前」だけど、自然に囲まれたここ湘南での生活は、自然に合わせて呼吸するように生活するし、今日は夕焼けが奇麗そうだから浜辺に行こうとか、満月だから海に見に行こうとか考える。そして実際に、そのように暮らしている人が多い気がします。

でも、人間も動物、自然のままに暮らして人間らしさを取り戻すのって大事なんじゃないかと思う。

都会は頭とお金を使うところ、湘南は息をするところとでも言うのかな。

 

あと、これはこちらに暮らしてみて強く実感していることですが、実際に「生活」するようになれば、現地の友人が自然と増えていくようになるということ。

湘南-東京、2拠点デュアルライフの内訳

シェアハウスで、共に一つ屋根の下で暮らす縁が生まれる。

そして、私が湘南に住み始めた事をきっかけに、これまでは知り合い程度だった湘南在住の友人とのお付き合いが、新たな強い関係性に発展したり。

さらに、その友人がこちらの友人を紹介してくれて新しい繋がりが生まれるなど。

そうしているうちに、湘南という新しい土地で、人間関係においても自分らしくいられる居場所を持てるようになってくる。

湘南-東京、2拠点デュアルライフの内訳

 つまり、「暮らす」という事は新しい関係性をそこで始めるという事であり、それは行ったり来たりのデュアルライフであったとしても変わらないし、「住処」があるという事は、江ノ島のお家に着いたら「ただいま。帰って来たよ!」と言うし、江ノ島を出る時は「行ってきます」と言って出ること。同時に、東京の自宅に帰ったら「ただいま」と言い、出かける時は「行ってきます」を言うこと。

これは湘南が好きで通っていた頃と違う空気感。

これって、やっぱりやってみないと感じられなかった肌感覚。

しみじみ「実際にやってみないとわからない」ことだと思うし、勇気を出してやってみて本当に良かったと思う。

 

幸運にもこの東京〜湘南のデュアルライフというライフスタイルを得られた自分だからこそ、二つの間でうまくバランスを取りながら、両方の良いところを味わい、自分や家族、そして周りの人へ還元していきたいと心から思う。