東京と地域の二拠点生活。始める所から始まるを楽しむ人生。

先日、素敵な記事を読みました。

簡単に要約すると

・建築ライターの馬場未織さんは、会社員のご主人未織さん、中学生の息子さん、小学生のお嬢さん2人の5人暮らし。東京ではご主人のお母様と同居という三世代家族形態。

・かれこれ10年に渡って、自宅と仕事を東京に持ちながら、週末は南房総の民家で暮らすという二地域居住を続けている。

(金曜の夜にペット含む家族全員で房総の「週末の家」へ行き、日曜日の夜に東京に戻る)

・そもそもこの生活は、アウトドア好きのご主人の影響で未織さんも自然に惹かれ始めた事やお子様の昆虫・自然好きもあって家族での田舎暮らしを真剣に検討したことから始まったのだが、暮らしの中に都会と田舎を取り込むために出た結論は「双方に家を持つこと」だった。

とのこと。

 

これを読んだ私の最初の感想は、「わーー、羨ましいなー」でした。

これを言うと、私の「東京〜鎌倉デュアルライフ」を知っている人から「おい、何を言っとるんじゃ!」といった怒声が聞こえてくるに間違いないと思うのですが(笑)、いや、何が羨ましいのかって「家族全員で2拠点生活を送っている」という所です!

そもそも、二人とも東京生まれの東京育ちという馬場さんご夫婦だそうですが、自分達らしい自然暮らしを求めて対話を続けて最終的に今の場所を見つけたとのこと。

そこにたどり着くまでには、思いがけない出来事が多くあったようですが、自然の中で時間を過ごす生活を成長途上のお子様やご主人と共に実現出来るって、本当に素晴らしいしとっても羨ましいと素直に感じたんです。

 

そうなんです。

家族で一緒にいられる時間は有限で、本当に貴重なんですよね。

 

私(たち)のケースで言えば、オットは山の中で遊んで育った田舎育ちで、対する私が東京生まれの東京育ち。

ただし、行動的な母親が幼い兄と私を野山遊びに連れ出してくれたり、小学生以降はYMCAキャンプに参加させてくれたりなど、私自身の自然体験は比較的多い方だったかと思います。

大人になり、当時現役社会人アメリカンフットボールチームの選手だったオットと結婚してからは、オットは仕事と試合・練習で年間通じて多忙な日々。

引退時、子どもたちはちょうど小学生でしたが、すぐに単身赴任生活が始まり、かつそれは6年にも渡り、家族で自然と関わるような機会はあまりありませんでした。

そんな私でしたが、40を前にして始めたランニングで出会った仲間と山や海などで再び遊び始めたことで自然の良さを再確認、子育ても一段落する中で昔から持っていた海や山が近い湘南暮らしへの憧れがわき起こるようになっていた時のこと、デュアルライフという方法で夢だった湘南に拠点を持つご縁とタイミングを頂いたのです。

この私の行動に引っ張られるようにして、オットと娘も私が週末に暮らす鎌倉シェアハウスに時々遊びに来るようになり、結果として家族全員が自然が近い生活の良さを実感するようになってきました。

つまり、馬場さん達とは違う順番で、オットや娘も自然の近くで暮らす生活が心地良いと感じ始めたわけで、これは本当に良かったかと。

娘について言えば、高校生の生活リズムの中でそんなに来られないのが実情ですが、この夏休みに娘と海を散歩していた時、娘が「お母さんがこっちに部屋を持った事で、海が近くなった」と言うのを聞けたのは嬉しい一言でした。(ちなみに、体育会に所属する息子は遊びに来てもいませんが。)

 

二地域居住生活に至る経緯やプロセスにはそれぞれのスタイルがあったとしても、自然の生活と東京での仕事を大事にしたいと考えて辿り着くところは結局同じかと思います。

私は、この生活を馬場さん一家のように成長途上にある子ども達と過ごしたかったなぁと思ってしまいますが、始めたところから始まる何かがあるはずですし「まぁ、これで良いのだ」と。

 

スタイルについては、

馬場さんが

「当然、二地域居住は、もう一つの住宅、往復の交通費や光熱費など追加の費用がかかります。これについては、私たち家族の『贅沢』だと考えています。東京に暮らす普通の家族は、たまにリゾートに旅行に行ったり、いい服を買ったり、子どもを合宿や塾に通わせたりします。私たち家族にとっては、その代わりがこの房総の家なのです」

とおっしゃっるように、もう一つの住宅を持つ生活スタイルは「贅沢」ですが、家を持たなくてもシェアハウスをセカンドハウスのように利用しながら二地域居住生活をするのもアリですよね。

とにかく大事なのは、丁寧で時間をかけた「話し合い」を持ちながら、思い込みに囚われずに色んなスタイルを模索することかと。

自分に正直な思いを大事にしつつ、同時に自分の周りにいる大事な人との対話を続けて前に進んでいけたら、きっとそれは何かに繋がっていくのだと信じています。

実際に私がこの生活を始めて1年とちょっとですが、以前に比べてずっと家族と話し合いをするようになったし、家族全員でフラットに話し合う忍耐力も必然的に身についてきた気がします。

自然の中で気持ちを開放して自分にとって大事な事を感じながら新しい世界を開いていくこと。

きっとそれまでの自分が想像もしていなかった何かに繋がるのじゃないかなと思います。

 

(ちなみに、私のデュアルライフについてのオットからの感想はコチラでどうぞ。「本人証言」が生の声で挙がっています。)

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