江ノ島食堂いのうえとサザエ島。人に教えたくない江ノ島の歩き方
日帰り観光などで江ノ島に遊びに来た場合、ほとんどの方は弁天橋を渡って鳥居をくぐり、そのままお土産屋さんで賑やかな参道を歩きながら江島神社をお参りしたり、龍恋の鐘などを慣らしに行く事と思います。
それはそれで、ワクワクする江ノ島の楽しみ方。
実際、以前にも下記の過去ブログでも江ノ島・島内のお食事処と見所をご紹介した通りです。
江ノ島散歩と魚見亭。青い空、蒼い海、海の幸の三位一体。 - 夢の湘南〜東京とのデュアルライフを江ノ島シェアハウスで実現した働く主婦でかーさんのリアルな生活
ですが、江ノ島・島内の楽しみ方として、もう一つ、心が解放される歩き方がありまして。
これ、本当はあまり人に教えたくない。
でも、やっぱり紹介したくて、今回のブログ。
まず、お食事処としてご紹介するのは、食堂 いのうえ。
ここは、江ノ島の旧市街というエリアにあり、地元の方や漁師さんたちが食事に訪れるお食事処。
不漁で生シラスが他のお店に入荷されない時でも、ここには何故か入荷されるという不思議なお店です。
行き方ですが、弁天橋を渡ったら鳥居をくぐらず、その角を左に曲がり、白い小さなタイルが敷き詰められてくねくねと続く道を進みます。
そこら辺が旧市街なのですが、この通りをずっと歩いて行った先の右手に、魚料理「食堂のいのうえ」があります。
ここのご主人は、前回1964年の東京オリンピックでヨットレースが江ノ島のヨットハーバーで開催された時に、選手村で働いていたという方だそうで、
店内を見回すと当時を思わせる白黒写真も多く飾ってあり、江ノ島の歴史の別の側面を感じます。
定食は、お刺身、焼き魚、煮魚がありますが、この時は複数人でお食事に行ったので、いろいろ頼んで皆でシェア。
お刺身。
カマスの塩焼き。
生シラス。
これはもう、江ノ島のお約束ですが、この日、他のお店では「不漁により入荷なし」だったのが、何故か出して頂けるという・・・。
友人がわざわざ遠くから江ノ島まで遊びに来てくれている時は、こういうのが嬉しいですね。
こちらもお約束、アジのフライ。
テーブルの上、ぎっしり乗り切らないほどにミニかき揚げ、塩辛、ひじき、お味噌汁も出して頂き、家庭料理のあたたかさが味わえる。
いのうえのお父さんお母さんと他愛ない雑談をしながら、ぱくぱく食べる。
やっぱりここでは、海の幸が美味しいなーと思いながらぱくぱく食べる。
さて、お腹いっぱい幸せいっぱいになったら、次は海に向かってお散歩。
目指すはサザエ島。
サザエ島というのは、1999年に整備されたセンタープロムナード内にある遊歩道の先にある人工の小島のこと。
センタープロムナードの両端はヨットハーバー。
停泊したヨットの上で肴をつまみながらお仲間とお酒を飲んでいらっしゃる方たちを時折見かけます。
ヨットに乗り込みながらも海には漕ぎ出さず、海の潮風だけを楽しみながらお酒を飲めるというのも、ちょっとうらやましい。
ちなみに、このヨットハーバーを島の上から見た光景がこちらです↓↓↓
このセンタープロムナードの突き当たりが、ここサザエ島。
ここは、どう言う訳か、いつ行ってもあまり人がいないので、とても静か。
風が遠くで鳴る感じ。
穏やかに流れる波の音。
時折聞こえるのはトンビの鳴き声。
のんびり、ぼんやりするには絶好の秘密基地。
サザエ島の頂上から見る遠くの風景。
ヨットがすいすいとあっちからこっちに移動している。
右方向の海の向こうには稲村ケ崎。
サザエ島の周辺はタイドプールになっているので、
磯遊びをしている家族連れや若者の姿も見えます。
ここには、江ノ島の参道や表通りの喧噪が信じられないような静寂があり、これぞ最高の幸せ。
ちょっとしたおやつと飲み物、読みたい本を持ち込んで、のんびり。
自転車で訪れて、ここで昼寝をしている方の姿も見かけます。
本当に心が解放されます。
江ノ島まで来たら、やっぱりいろいろ観光してたくさん買い食いして歩き回るのが楽しいけれど、こういう時間の過ごし方もアリなんじゃないかと思います。
お金で買えないもう一つの贅沢。
ちなみに、下記のサイトからサザエ島ぐるり360°の風景が見られます!
どうぞその雰囲気を味わってください!!
【食堂いのうえ】
0466-27-1524
10:30-19:30
月曜定休
【サザエ島】