夢を語る友人に、私はどう在りたいかという話。
2015年が幕を開け、すでに一週間近くが経とうとしています。
2014年を今改めて振り返り、去年一年間は自分にとって本当に大きな変化とチャレンジの一年だったと感じています。
時系列に思い起こせば去年の3月頃だったか、友人に湘南近辺のシェアハウスを紹介して貰ったものの、確かに最初は躊躇していた自分がありました。
でも、必然の出会いといろいろな後押しがあり、同時に自分が勝手に抱えていた一方的な思い込みなどを断ち切ったことでシェアハウス入居&デュアルライフへ踏み切ることが出来ました。
これらは全てちょうど今から一年前のお正月にはとても考えられなかった事ばかり。
つくづく、次に何が起こるか、人生はわからないと感じます。
(デュアルライフ@江ノ島シェアハウスに至るまでのプロセスはこちらのカテゴリーに詳しく綴ってあります)
ただし、何が起こるかわからないと言いつつも、全て自分の意思で決めて選び取ったことなので「次に何を起こすかわからない」と言う方が正しいかもしれないですが。
そう言えば、家庭(オットと未成年の子ども2人)が自宅におりながら、主婦であり妻である私が一人単身で湘南に住み始めた当初、家庭内での話し合いプロセスを詳しく知らない方には「別居?」「家出??」といった、落ち着かない気分や心配を与える結果にもなっていたようです。
また、そこまでではなくても遠巻きながら不安に見守る方多数など(笑)受け取る側の方や立場によって本当に様々な反応がありました。
そして、はてなでブログを始めるきっかけを頂いたご縁があり、私の日々のアレコレや湘南の素敵なお店や暮らし方を定期的に発信するようになってからの、今年。
頂いた年賀状には「応援している!」や「切り拓いていくのは大変だと思うけど頑張れ!」という応援系メッセージや「家族内でのやりとりを読むと、どこも同じかと思うとホッとする」とか「大きな学びになっている」といった共感系メッセージが多数ありました。
本当に多くの方に支えられ応援されているのだと実感しました。
感謝、の一言に尽きます。
自分としては、ただ純粋にやりたい事をやっているだけのことなので、そのために必要な事は多少困難だったとしてもやるしかないと言う感じでしょうか。
というよりも、家事を分担するための根気のいる話し合いとか、自分の価値観を変更することなど、それをすれば自分のしたいことが実現するならばむしろ喜んでやりますというスタンスで、あまり苦労には感じていないというのが正直な所でもあります。
むしろ、自分がしたいと思っていた事は「湘南に住んで海や山の自然を感じながら暮らすことなんだ」と突き抜けられた事により、自分以外の人がどう思うかよりも、自分がどうあるか、自分らしくいる事の方が快適で楽ちんなのだと言う事がわかったということ。
これは本当に大きな収穫だったと思います。
そこで、今、思うこと。
もし、誰かが、何かをやりたい、始めたいと言い出した時に、自分はどうしたら良いのか、何が出来るのでしょうか。
時々見かける場面として。
「〜〜したいんだよねー」とか「〜〜してみたいなー」と言った発信に対し、
「えー。それって結構キツいって聞いたー。」
「すごいお金かかるんだってね。」
「言うほど効果は得られないらしいよ。」などの反応が時々あるかもしれません。
実はコレ、何を隠そう私の母親の反応だったのですが。笑。
子どもである私が部活や趣味など、何かを始めようとする度に「あなたにはムリよ」「お金がかかるから止めときなさい」「そんなのあなたには向いてないから」「どうせ長続きしないんだからもったいない」・・・。
よくまぁそこまで子どものやる気を攻撃できるものかと言うほど、そして今こうして超前向き激ポジティブ人間に成長した事実に私自分が感心する程のネガティブストロークでした。
でも、そんな言葉の数々。
よく考えてみると。
それって、本当なの?
誰が言ってるの?
その人は、それの何をどこまで知っているの?
実際に体験してそれを言っているの?
・・・
その言葉は、あなたが信じるに値するほどの真実なんでしょうか?
物事に対する感じ方、捉え方は人によってみんな違いますよね。
それを言っている人と自分は、性格、体格、生活スタイル、時代背景、育った環境・・・など、どれ一つとっても自分と同じではないはず。
だから、誰かが何かを言ったとしても、さして気にする事はないと思うのです。
最後は、すべて自分自身の問題なんですから。
そういうアドバイスをくれる人は、きっと慎重なタイプの方なんだと思います。
あなたのためを想って、先回りして心配してアドバイスしてくれているのだと思います。
だから、その気持ちはありがたく受け取りながらも、むしろ、自分の決意はどうなのか、本気でやりたいのかが問われていると考えれば良いのだと思います。
では、目の前にいる相手が夢や想いを発信してきたときに、それを聞いた「私」が取りたいスタンスについてですが。
私としては、とにかくその気持ちを持ったその人を応援したいです。
その人が持つ力を信じたい。
その前提で、自分が直接答えられる回答や手段を知っていたらすぐに伝えること。
残念ながら持っていない場合、自分の持てる態度は一つ。
「じゃ、どうしたら良いのだろう?」と共に考える事。
自分の知っている方法や知見を思い起こす事はもちろん、その分野に成功している人や楽しんでやっている人を自分の人脈から思い起こして紹介する事も出来るかもしれません。
その後、その人がその夢に向かってやるかやらないかは、その人次第。
その人の本気具合や覚悟はその人にしかわからない事。
夢に向かって向かい始めたら、また自分に出来る形でその人を応援します。
その人が途中で断念するとしても、そこまで本気ではなかったか、まだ機が熟していなかったのだと思って、私からは手放します。
今回の自分のケースを振り返ると、「湘南に住むのが夢だけど、今の状況で賃貸するにはコストがかかり過ぎる」と言った私に対して「じゃあシェアハウスに入ればいいんじゃない?私、湘南でシェアハウスのオーナーを知っているから紹介するよ」とすぐに動いてくれた友人がいた事。
あれこれ言わず、夢を実現する手段を提示してくれた彼女には、本当に心から感謝しています。
ただ、たとえ夢に向かって一歩踏み出したとしても、そんなにスムーズに進むものでもないと思います。
でも、ダメでもOK。
失敗してもOKなんだと思うのです。
失敗したらしたで、必ずそこから学べる事があるはずで、とにかく始めてみるところからしか、何も始まらないと思うのです。
そして、進んでいくのも、少しずつでいいのだと思います。
今夢を語らずして、老いし日に何を語るや。
(ゲーテの「若き日に旅せずして老いし日に何を語るや」をもじってみました)
そう、そして、3歩進んで2歩下がる、という歌が、その昔流行ってました。
(これがすぐにわかる方は、かなり昭和w)
人生はワンツーパンチ。
幸せは歩いてこない、だから歩いていくんだね、と、水前寺清子さんは歌ってました。
三六五歩のマーチ 水前寺清子 2011'(5) UPA‐0141 - YouTube
突き抜けてやりたい事をやるということ。
それを自分に許すということは、他の全ての人もそういう人生を歩んで良いと思えるようになる事。
それが体感レベルで理解できた2014年。
今年2015年も、私は新しいチャレンジを続けていきたいと思っています。
だから、チャレンジをする全ての人を応援する自分でいたいとも思っています。
あなたがいて、私がいる。
改めて、今年もよろしくお願いします。
一家の主婦が単身デュアルライフを始める前に行った家族会議とは
以前、このブログ内で、どういう経緯で一家の主婦である私が単身湘南江ノ島のシェアハウスでデュアルライフを始める事に至ったかという理由をご説明いたしました。
↓ そのブログはコチラ ↓ ↓
都内の兼業主婦が、湘南で単身デュアルライフを始めた理由 - 夢の湘南〜東京とのデュアルライフを江ノ島シェアハウスで実現した働く主婦でかーさんのリアルな生活
まぁ、お読みになった方はすでにお分かりの通り、私の家族は、かなーりライトなモードで私のシェアハウス入りに対して「いいよ〜。」と言ってくれた訳ですよ。
でも、かーさんが一人でシェアハウスに入ってしまうって、リアルな現実としてどういう事かわかってんの?えぇ??と、日に日に不安が増す私。
ウチには夜の間に歌いながら靴をトントン作ってくれるような親切なコビトさんも、気がついたら洗い場の食器を全部ピカピカにしてくれるような妖精さんもいないのに、かーさんがいない間、ご飯とか洗濯とか掃除とかを「誰かが」しなければならないっていうリアルな現実にヤツらは気づいているのだろうか。
ちょー不安。
続きを読む都内の兼業主婦が、湘南で単身デュアルライフを始めた理由
はじめに
私には、都内で働く夫と2人の子供(浪人中の息子18歳と高1の娘15歳)がいます。
そして私も仕事を持っています。
そんな現実の中、「湘南に暮らす」という長年の夢を、江ノ島のシェアハウスに住むことで実現し始めて約4ヶ月が経ちました。
シェアハウスに入居しているのは私だけなので、夫と子供たちはこれまで通りに東京の家で暮らしています。いわゆる「別居」は求めるものとは全く違うので、私が東京と江ノ島を一週間のうち半分ずつ行ったり来たりする「デュアルライフ」というスタイルを取っています。
この事実からだけでも、「シェアハウスって?」「デュアルライフって?」「お母さんがいない間、ご家族は?」「仕事って、どんなお仕事?」などなど、たくさんの「???」が出て来るようです。
私たち家族としては、かなり自然な流れと成り行きでこの形が生まれたのですが、どうやら世間一般的には「よくわからないんだけど」から始まる様々な質問があり、また、この生活スタイルをどう成立させているのかを聞かれる事も多く、さらには、もしかしてこれは新しい生き方としての1つのサンプルかもと思うようになりました。
というわけで、一度に全部は説明しきれないので一つ一つ分解しつつ、これまでの経緯や現状などをシェアしてみようかと思い・・・という流れの中での、今回1回目。
シェアハウスに入ると決めるまで
以前から湘南に暮らしたいという願いを強く持っていました。
江ノ島については、今回たまたまご縁があったからなのですが、むしろ逗子や葉山にいつか必ず住みたいと願ってきました。
ただ冷静に考えて、都内に自宅があり、未成年の子供が2人いる現状としては、湘南暮らしは少し先の事かなとも思っていました。
苦肉の策としての「週末ステイ用セカンドハウス」を探してみても、案外家賃が高く。。。
こういう場合、何も一軒家やマンションを借りなくても、ホテルやゲストハウスでいいじゃないの?それなら家賃分よほど何回も泊まれるのに、とも考えられます。
そうですよね、そう思います。全くその通りかと。
でも「旅先としての滞在」と「暮らしとしての滞在」では大きく異なるんですよね。
私は、どうしても、「暮らしたかった」のです。
実際、葉山が好きで何度も日帰りで遊びに行ってました。
でも、夜には帰らなければならない。
もし泊まったとしても、都内に帰らなければならない。
「戻る」先、「帰宅する」先としての「湘南」であってほしい。
「暮らす場所」としての湘南が必要だと思っていました。
ここで、ちょっと話逸れますが、今、ちょっと気づいちゃったんですけど。
これって、いわゆる「付き合ってる彼と結婚したくなった瞬間」というのに近いかもしれませんねw
彼と朝まで過ごしたい。
彼と朝ご飯を一緒に食べたい。
そして1日の終わりには、帰る先に彼にいて欲しい。
つまり、私、恋していた湘南と、結婚したくなってたんですかね。
笑えるなー(笑)
そんな矢先、久しぶりに再会した友人にそんな夢を話した所、彼女が「シェアハウスに入ればいいんじゃない?家賃安いし。私の友人が湘南にシェアハウスを何件か運営しているから話を聞いてみたら?」と言った訳です。
衝撃でしたねー。斬新でした。
なんという発想の大転換。
正直言って、シェアハウスだなんて、考えた事もなかった。
ただ、考えれば考えるほど、シェアハウスというのは理にかなって建設的で経済的なシステムではないかと思うようになりました。
つまり、
セカンドハウスとして家を借りた場合に発生する問題点
1、 滞在日数の割に家賃がかかりもったいない
2、 ゴミ出しが困る
3、 不在日が多いので、防犯が心配
4、 必要最低限の家財はどうするのか
がすべて解消される訳ですよ。
いいな、シェアハウス。
入ってみたいな。
やってみたいな、夢の湘南暮らし。
ただ、こんな私でも、さすがにしばらく悩みました。
いいの?
そんな事しちゃって、いいの??
(悩んだようには思えないと言われるかもしれませんが、悩みましたよ、はい、結構。一ヶ月くらい)
ところでですね、例えばここで、先の例えを引っ張りだして言うならば、
「まだ結婚するタイミングではない彼とまずは同棲してみてから!」とかってなるのかもしれませんね。
いや、そうなるとむしろ「不倫だろ」とかややこしい事になるので、ソレはアレで終わらせときますね。
あしからず。
さて、一応は悩んだ私ではありましたが、とあるきっかけでブレイクスルーをしたのです。
ブレイクスルーとは
・本当にやりたい事があって、それが実現できるチャンス(状況)があるならば、それはやるべきだということ。
訪れたチャンスを逃したら、その先で実現できる保証はない。
(ただし、どの状況をチャンスと捉えるかは人それぞれかと思います。うちの場合は、息子が浪人生、娘が高校進学直後という事から考えると、整っていないと考える方も多かろうと思います)
・ 本当にやりたいことをやって幸せになっている人がいるという事、それが周囲に大きな勇気を与えるということ。
というシンプルなことでした。
また、シェアハウスの場合は、一般の賃貸と違い、ほとんどのケースで敷金や礼金がないので(オーナーによって違うケースもアリ)、実際に住み始めてうまくいかないと思った時にはすぐに撤退すればよいと考えたのも、入居を後押しする大きなドライブでした。
家族にどう言おう。
というわけで、江ノ島のシェアハウスに入ると決めてからは、家族にどう伝えるか、という具体的で現実的な課題になるのですが。
以下、実際の流れ。
まず娘。
高校に入ったばかりで環境が激変した直後の15歳。
もう15歳、されど15歳。
「お兄ちゃんがいる妹」という立場で、今まで大事にされて育ってきたことからも一番気がかり。
とにかく、単刀直入に聞いてみた。
私「ねぇ、かーさんはシェアハウスに入ろうと思うよ」
するとそこは『シェアハウス=テラスハウス』という図式がインプットされているリアルJK。
「おかあさん、今度は一体何を考えているの!!??」と(笑)。
いえいえ違うのよ、かーさんは出会いを求めてシェアハウスに入るのではないのだよ、ずいぶん前から海の近くに住みたいと言ってたよねぇ?それで知り合いに湘南の・・・・シェアハウスの・・・アレコレアレコレ・・・
(それにしても「今度はいったい、って、え??」)
そしたら娘
「あ、そうなのね、そういうことならいいんじゃない??」と案外あっさりOK。
つぎ、息子。
浪人生の18歳。2浪は許さん、という背水の陣の今年。
私「ねぇ、かーさんはシェアハウスに入ろうと思うよ」
息子「いいんじゃない?」
あっさり過ぎ。
でも、実はこの返事、かなり想定内。
自分の周囲の人間がカリカリせずに穏やかにいる状態を一番好むバランス人間の息子にとっては、母親がニコニコして好きな事をして機嫌良くいる事が何より嬉しい。
ここで私がやりたいと言い出した事に今反論を唱える事は全く持って得策ではないので、まずは許容し、その後自分の権利を主張しようという作戦か。
で、最後に夫。(おいおい、夫は最後か??w)
私「ね、ずいぶん前から海のそばで暮らしたいって、わたし、言ってきたよね」
夫「うん」
私「それだけどさ、いろいろ調べてきたんだけど、賃貸だと案外高いんだよね。その代わりシェアハウスって案があってさ、いいオーナーさんをEちゃんに教えてもらったんだよね。見てきたらいいお家だった。入ろうと思う。」と、先にお話しした賃貸だったらかかるアレコレアレコレの問題もシェアハウスなら解消されるしというプレゼンをしつつ「入居は5月から」と有無を言わせず、決定事項としてお伝え。
夫「わかった」
私「ありがとう」
というわけで、入居決定。
改めて、私の「やりたい!!」という事を暖かく受け入れてくれた家族には本当に感謝です。
お互い、いつも「自分が本当にやりたい事は何か、そこに正直に向き合って自分で決めよう」と話し合ってきた結果、大人になりつつある子供たちが、親であると同時に一人の人間である私の意思を尊重してくれたのかもしれません。
というわけで、次のフェーズは、かーさんがシェアハウスに入ってしまうって実際どう言う事?というリアルな課題を家族で話し合う事になるのですが、それはまた次回ということで。
to be continued….